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2012年7月 7日 (土)

「SF3D CHRONICLES(ホビージャパン)」

DVDBOX発売のプロモーションを見たせいか、怪奇大作戦のOPテーマ(青いグルグル画面の奴)が頭の中でリフレインして困る。何かあると、テーマ曲がかかるが、ショッキングなんだよ>あの曲。

「SF3D CHRONICLES(ホビージャパン)」を引っ張り出してきた。十数年ぶりにキット(旧ニットーの奴)を買ったので、当時を懐かしんで。
この本は、前にも書いたと思うけど、「SF3D ORIGINAL(現マシーネンクリーガー)」のホビージャパン誌連載記事をすべて復刻したという、ファンにとってはある意味夢の本です。雑誌をちまちまスクラップしなくていいからね(というか、他にも単行本化して欲しい作品が色々あるけど。ワイバーンとかブラスティとか)。
「天」「地」の2巻に分かれていますが、これは企画に関わった当時副編集長の市村氏が担当していた号までが「天」、モデルグラフィックス移籍組が抜けたあとの号が「地」になります。ゆえに、ボリューム的にも「半分」というわけではありません。
当時はリアルタイムで読んでいましたし、キットも大半は持っていたので懐かしいわけですが、後半の「コレじゃない」感はハンパないですね。それは、多忙になった横山氏(モデルグラフィックスでも連載してたしね)に代わって氏のイラストから立体物を起こしていた揚田氏のせいではなく、市村氏によるストーリーがなくなったのと、キットの流用による「似たような造形」の大量生産などに問題があるかと。デザイン的にも、ファルコンなどのようにイラストをかっこよく立体化したものは横山色が薄すぎて黒歴史的です。これは、企画自体に無理があると思われ。横山氏の作品はモデリング時に材料からアレンジしていったり、塗装でもドライブラシによる異常なまでの重ね塗りによる質感表現など「立体化も含めてのアート」であるのに対し、イラストを忠実に再現すると、綺麗になりすぎるというか(笑)。
おかげで、最近のストーリーでは後半部分は「無かったこと」になっているというか。前半も「無かったこと」になっていたりして(プルートーの設定とか変わってしまったし)、最近の人には単なる混乱の元かもしれません。
あと、当時、ピンナップだったものが見開きに改訂されていたりしますが、表紙とのページの前後がずれていたりして「こんな構成だったっけ?」とやっぱり混乱したりして(笑)。
歴史を振り返る、という意味では実に重要な書籍ですが、重要度で言えば、ホビージャパンの当時の別冊をまずお勧めしますかねぇ。モデルグラフィックスの方も単行本は迷走しているので、どこが入り口になるのか、という点については難しいデスナァ。

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