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2012年9月 5日 (水)

「アバンチュリエ(森田崇/講談社)」4巻

オークションで大物が売れたので、何とか……本が買いまくれそうです(笑)。置く場所はともかくとして。

「アバンチュリエ(森田崇/講談社)」4巻が発売中です。
予告通り、「ルパン対ホームズ」の第一部である「金髪夫人」のコミカライズです。
しかし、この話、原作を読むとホームズが振り回されるばかりで、今ひとつ印象に残らないのですが。今回、アバンチュリエ版で読んでいて、かなり印象が変わりましたね。絵の力が大きいというか。
まず、ジェルボワ教授の娘、シュザンヌがかわいい(笑)。ルパンじゃないですが、最初の事件からしてルパンの活躍が生きてきますわ。あと、キーとなる金髪の女性もすこぶる美人に描かれていて印象的です。実は、原作ではあんまり印象に残らないんですが。
で、ホームズというか、ショームズですな、が動き出すまでの前座であるガニマールの描写が秀逸で、おやっさんがいつものごとくやられてしまうのを見ていると悲しくなってきますわ。個人的にガニマールの方がショームズよりも好きなんで(笑)。
でもって、当のショームズにしても、やはり、表情が秀逸で物語が非常に印象強くなります。起こったり余裕を見せたりしているのも文章の表現に比べると、やはりダイレクトに叩き込まれるというか。彼の複雑な心中が言葉以上に顔に出ていて非常に面白い。
ジェレミーブレッドのホームズにイメージは似ていますが(というより、彼がホームズそのものすぎる)、より鋭角的に、シャープに、攻撃的になっているのが、この話の中では「悪役」的な立ち位置を強調しているような気がします。
ただ、ウィルソンは私のイメージだと、もっと小太りに見えるくらいガタイが良くて、いかにも軍人と言ったキャラクターなので、好紳士といった感じがちょっと意外でしたが。よく見ると、細身のホームズに対して、少し背が低く、がっちり体型で顎が割れたりしていて。アニメ的なディフォルメのない目で見ると、原作の描写によく合っています。あと、ドイルのワトソンに比べて若いイメージなのは原作も同様かと。
というようなわけで、実に引き込まれる4巻でしたが。実は、初めて読む人にはここから読むのをお勧めしてもいいかもと。というのも、原作のルパンは日本人には意外となじみがなく。南洋一郎先生のポプラ社版のイメージやルパン三世のイメージが先行してしまうと、原作準拠のアバンチュリエ版は少々ナンパに見えるのですよね。しかし、この巻は誰が見てもホームズに見えるショームズがイメージを引っ張っているため、そのあたりが非常に入りやすいのではないかと。
ただ、ひとつ残念なのは。私はフランス語読みの「エルロック・ショルメス」で覚えているために、英語読みの「ハーロック・ショームズ」に違和感を覚えてしまうのですわ(笑)。

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