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2013年4月25日 (木)

「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上(ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼス/エンターブレイン)」4巻

毎日仕事が辛い。生き方が刹那的になる。

「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上(ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼス/エンターブレイン)」4巻で第1部完結です。
クリスマスの夜。マルノウチスゴイタカイビルでニンジャの抗争に巻き込まれ妻子を失ったサラリマン・フジキド。彼は謎のニンジャソウル・ナラクニンジャに憑依され、“ニンジャを殺すもの”ニンジャスレイヤーとなり復習の戦いに身を投じた。
というわけで、時系列バラバラの短編集のような構成の本作ですが、さすがに4巻は半分以上がソウカイヤとの最終決戦にページを割かれており、一気に読める感じになっています。
ブルース・リー以来、塔をのぼりながら敵を倒すのはお約束ストーリーですが。ここでも、ラオモト・カンの居城であるトコロザワピラーで壮絶な連戦が繰り広げられます。下の方は構成員もかなりしょぼくなってきている感じですが、上に行く程本格派になっていくのもお約束。正直、天守閣に辿り着くころには読んでいる方もかなり疲労しますが、そのあとは当然のように更なる凶悪な戦いになるので、読み終わると疲労困憊です。読者はニンジャじゃないからアテられるのかもしれません。
まー、それはともかく。半分以上がソウカイヤ決戦とすると、残りはバラエティに富んでいて、武装霊柩車「ネズミハヤイDIII」を駆る運び屋・デッドムーンの話や、バイオ水牛を襲うチュパカブラめいた怪物の話、アンタイ・ブッディスト・バンドのカナザワの話、ソウカイヤから逃げるヤモトさんとジェノサイドが邂逅する話と、愉快なことこの上なし。
実際、かなり特殊な文体ですし、人を選ぶとは思いますが、B級的なイロモノノリを真剣に楽しめる人には、実に良書です。繰り返しを多用する文体なんて、夢枕獏の格闘シーンを発展させてアレな感じにしてしまったような気もしますし。
ちなみに、既に第2部のキョートへの伏線があるばかりか、ラストはアメリカのTVシリーズのような酷いことになっています。
おそらく、B6版で段組ではないとはいえ4巻だけで590ページを超える分量なので、文庫版を待っても安くはならないと思われます。ゆえに、読みたいと思ったらさっさと買うのが良いでしょう。備えよう。

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