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2013年4月 7日 (日)

「劇場版 とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇跡」

「劇場版 とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇跡」を見てきました。拡大上映2番館なので、劇場限定販売商品はありません(キャラアニ商品のみ)。特典も本は刷れなかったようでじゃなくスマホ限定の電子書籍……アンドロイドOSが走ればなんでもいけるのか?
で、映画ですが。CGがすごい煌びやかで画面は派手でしたし、ストーリーも飽きることなく見られましたし、イン何とかさんの出番も結構ありましたが。なんかイマイチ納得出来ないものも感じました。
ファンは「見て損のない作品」だと思いますが、一見さんにお勧め出来るかというと……。錦織監督の演出は好きなんですが、もっと情感的な方が合っていると思うんだよなー。ただ、新キャラのアリサさんは正直、マクロスの歌姫たちよりも劇場映えして素晴らしかったと言っておきましょう。

以下【ネタバレ】アリで。

まず、絵的にも構成的にも引きすぎだと思う。(新約以前の)原作のような上条さん目線ならともかく、どうもカメラを引きまくっていて、
あと、軌道エレベーターに対してカメみたいなドローンに警備させた奴は**。今更、パトレイバーを見に来たんじゃないぞ。あまりにもイメージが似すぎているというか、単なるやられ役にしても、もう少しなんとかしてくれないと。黒鴉部隊のメカも描写は劇場版らしくすごい力の入ったものだったけど、ガジェットとしてのギミックがタチコマなのが登場時から気になって。……そういう意味では、メカ戦闘がすべて押井テイスト(しかも、何年前のだよ……)に見えて。しかも、カメラは常に引いているから首が疲れるような迫力もなく淡々としていたような。
ストーリー自体も淡々としていて、ぶつ切りになっているセクションの繋ぎがわかりにくく、欲しい描写といらない描写の取捨選択がおかしいと思った。例えば、婚后さんを出しながら何の活躍もさせないとか。小萌先生の車の運転がみれたのは嬉しいけど、その前後がないために小萌先生らしい描写として不十分だったり。
まー、ステイルが最初から説明していれば……というのはいつものことなので仕方ないにしても。アリサとの最初の出会い、オーディション後のプロモーション、エンデュミオンのお披露目と3パートにまたがる時間の流れや人の移動が不明瞭でわかりにくい。同じストーリーを1日にまとめて一気に見せる(登場人物にも読者にも休む間を与えない)のが原作における禁書目録的(鎌池的)展開かと思うのだが。
というようなこともあって、全体的につまらないわけではないのに、フワフワした印象の映画になってしまっていた。上条さんのシャットアウラに対する説教は良かったが、本来の敵であるレディリーが劇中では不老不死の説明もなければ説教もされないという点(そもそも上条さんに会っていない)で、カタルシスのカケラもないのは困ったもの。爆発ボルトにしても、タワー内での戦闘が残念になってしまっていたのと、一貫した描写がされていない(ミサカ妹のシーンにしても、すごくイイシーンなのに登場しただけで、引いて止める描写なために動いている感じがしない…というか、1本1本に対する描写がおざなりで、特に一方通行のラインがわかりにくい。3本に分ける意味があったのか?)のも気になった。

と、文句ばかり書いていたら不公平なので良いところも書こう。
ねーちんの後半の登場シーンは唯一、脳が痺れた。禁書ラジオでもすごいとは言っていたけど、確かにこの映画の中で一番の見せ場だったと思う。かっこいい。次点はエンデュミオン前で苦戦する黄泉川の前に現れる美琴&黒子のコンビ。黒子の超能力描写というのは最初の登場シーンも含めて、アニメ的に映えると思う。
あと、にっこり補修を言い渡す小萌先生が可愛いとかは重要だと思う。
そして、これを劇場の良かった点としてあげていいのか分からないけど。アリサのステージデザインの秀逸さ。舞台の上で歌うシーンは、プロモーションの時とエンデュミオンお披露目の時と2回あるけど。髪型や服のバランスというか、頭の大きさやなんやかんや含めてのトータルのデザインとしてのバランスが個人的にツボに嵌りすぎた。2回とも。髪を上げていた前半ではあまり気づかなかったけど、コンサートシーンのキャラクターとしてのデザインがあまりにもまとまりすぎていて、それを見ているだけで「素晴らしい」と思った。CGとかはマクロスシリーズとか最新のアニメでも色々やられているから、「スゴイ」という感じだったけど、このデザインは他のアニメ作品と比べても「素晴らしい」といえるバランスだった。残念ながらキャラクターに入れ込める程の出番がなかったわけだけれど(これはとても惜しいことです)、少なくとも、このキャラクターを見たことが劇場に足を運んだことの中で最大に「良かった」事でした。版権イラストでは「全く伝わらない」。あのラストのコンサートシーンの描写でこそ「生きている」デザインでしたわ。
それだけに、ラストがねー。気にイラねぇ(笑)。風斬氷華が再生出来るのだから、彼女も……と思っても、シャットアウラの脳みその欠損を埋めるための同化だとしたら、彼女の3年間は消えてしまったのか?ということもあるし、そのあたりに関して「全く」ラストで触れられていなかったのも気にくわないし、ちょっとイイハナシっぽく終わらせたのも気に入らない……インデックスを泣かせても良かったと思うのだわさ。もしかしたら、原作で再登場とかやらかしてくれたら面白いのだけれど。
せめて、シャットアウラとアリサが外見的にそっくりとかいう設定でも良かったと思うのだが(ありきたり?)。

ということで、別につまらなかったわけではないのに、なにかモヤモヤしたものが貯まっているので、毒も含めて全部吐いてみました。例えば、もういちど見たら全く感想が変わっているかもしれませんが、ともかく劇場初見の感想がコレであります。

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