ホームページ

  • 虚弱庵
無料ブログはココログ

twitter

  • twitter

« 「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上(ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼス/エンターブレイン)」4巻 | トップページ | 「ハッピータイガー(小林源文/世界文化社)」 »

2013年4月26日 (金)

「戦車マガジン別冊 第二次世界大戦のイギリス・アメリカ軍戦車(デルタ出版)」

試験とか実験とか言われる実戦型の問題は、常に精度や経験に基づくノウハウが必要であり、また、バラツキの出方や問題点なども数をこなすことによってわかってくるものがある。が、文献しか読まない人は「こうなるはず」という見地で物を言うが、実際には、膨大なデータのうちの傾向が載っているものの抽出を見て、知ったようなことを言っているだけかもしれない。
ダマされてはいけない。大学の学生論文なんてn=2くらいの実験データが理論値に乗ったら勝ちである。文献至上主義みたいな連中は、大抵自分では何もやったことがない……書いていて、旧帝国陸軍の参謀本部とか思い出して泣けてきた。

「戦車マガジン別冊 第二次世界大戦のイギリス・アメリカ軍戦車(デルタ出版)」をなんとなく入手。というのも、実は「グランドパワー別冊 第二次世界大戦イギリス・アメリカ軍戦車 増補改訂版(デルタ出版)」を持っているから。
しかし、以前、風の噂で写真が結構差し替えられているという話を聞いたので、安いのを見かけて買ってしまったわけである。
実際に両者を比較してみると、8割以上は写真が別のものに差し替えられていると思われる。試作車両などで、写真が殆どないものを除いて、全て差し替えるつもりで編集されたのであろう。また、同じものでも、改訂版の方が傷が消されていたり、鮮明なものになっていたり(おそらくプリント自体が別物と思われる)します。
ちなみに、M3中戦車などは旧版ではグラントがほとんど掲載されていないなど、偏りもあります(アメリカ戦車の括りになっているので、グラントが忘れられた模様)。
これが全ていい方に働いていればいいのですが、モデラー的な観点からすると、旧版の方が形状がわかりやすい写真だったり、内部が良く見える写真だったりするものも結構ありまして。
英国系の掲示板などで「旧版の~の写真参照」「旧版の方を見ろ」などと言われるのもわかるような気がします。
ちなみに、本文はほとんど同じ。写真解説は、当然変わっています。
結論。新しいものがいいとは限らない。
古い資料も時代性を見る以外にも役に立つことが多々あるという話でした。

« 「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上(ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼス/エンターブレイン)」4巻 | トップページ | 「ハッピータイガー(小林源文/世界文化社)」 »

ミリタリー」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/586276/57248203

この記事へのトラックバック一覧です: 「戦車マガジン別冊 第二次世界大戦のイギリス・アメリカ軍戦車(デルタ出版)」:

« 「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上(ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼス/エンターブレイン)」4巻 | トップページ | 「ハッピータイガー(小林源文/世界文化社)」 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31