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2013年11月11日 (月)

「あまねあたためる(佐渡川準/秋田書店)」3巻

さっきまで頭痛いのに耐えていたら、今度は気持ち悪くなってきた(笑)。洒落にならんな。

それでも、これは書かねば。

「あまねあたためる(佐渡川準/秋田書店)」3巻発売です。
「天然ぬくもり娘」と巻頭で紹介されている温周(ぬくもりあまね)が活躍するような、活躍しないような、そんな漫画です。最初は周の癒し作品みたいな感じでしたが。途中からバラエティに富んだおもちゃ箱のような作品に。悪く言えば迷走していたのかもしれません。
周の髪飾りのうさぎがリアル擬人化されたり、風神、雷神とアマテラスが頑張ったり、謎の4足歩行生物が校内を走り回ったり(<この話、好き)、生徒会長が熱血ドッチボールだったり、バキみたいな話になったり。
方向性はムチャクチャですが、話はどれも面白く、キャラクターも立ってきていて、非常に愉快な1冊でした。キャラクターに嫌味が無くて、悪い方向に行きがちな副会長も、無敵看板娘のようなヤバイレベルには行ってませんし。
いい作品だと思います。

それだけに、佐渡川先生がお亡くなりになったのが泣けます。秋田書店も帯で「追悼」の文字を入れていますが。準備が進んでいた単行本は表紙のカラーもあれば、あとがきも書かれています。それだけに、読み終わると残念でなりません。
本編途中で周が自分のアイデンティティに悩み、それと前後して脇役がクローズアップされる話が続きますが。作品の方向性に迷いが出ていたことのあらわれなのかもしれません。しかし、読者視点で見ると、バラエティに富んだ内容で楽しく、連載も続いていて、別に悪いことは見あたりません。パニッシャーのことを引きずっていたのではないかという文もネットで見ましたし、それも頭に浮かびましたが。佐渡川先生の得意分野で勝負したハンザスカイは評判も良かったように思いますし。今回の連載も、最初はどうなることかと思いましたが。無敵看板娘の頃のキレが戻ってきたような感じで楽しんでいました。
この3巻は準備が進んでいたとはいえ、1か月遅らせてまでこれだけしっかりしたものを発売してきたということで、秋田書店の仕事ぶりには読者として称賛を送り、感謝したいところです。

無敵看板娘の頃から応援してきた読者としては、今後、佐渡川先生の新作が読めないというのは何回でも書きますが、残念なことです。この3巻に寄せて、多くの人がネット上で佐渡川先生への思いを綴っているのを見ます。天国の佐渡川先生がそれらを読んで、ご自身の描いてきた作品が、しっかりと読者に届いていたことを確信してもらえれば。こんな駄文を書き散らす人間としても、嬉しいことだなぁと……。

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