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2014年2月 8日 (土)

「白い死神(ペトリ・サルヤネン/アルファポリス)」

ようやく熱が7℃台まで落ちましたわ。久しぶりにパソコンの前に座っていますが。やはり文章を書くのはキーボードが早いですな。

「白い死神(ペトリ・サルヤネン/アルファポリス)」を読む。
第二次世界大戦に組み込まれて覚えられているフィンランドVSロシアの戦争「冬戦争」の英雄にして、世界で最も多くの人を狙撃した男「シモ・ヘイヘ」の伝記です。
シモ・ヘイヘ氏と言えば、日本では舩坂弘之氏、ルーデル閣下とともにアンサイクロペディアが降参した(アンサイクロペディアとウィキペディアの情報が表現が違うだけでほとんど同一である)超人として知られていますが。日本におけるフィンランド関係の軍事記事自体がモデルグラフィックスの北欧空戦記特集以降ということで30年くらいしか経っておらず、一般にあまり知られていないというのが実情です(それを言うなら祖国の英雄である船坂氏のことを国民のほとんどが知らないことの方が問題ではありますが……終戦の日記念ドラマとかで採り上げないかなぁ)。
というわけで、なぜかライトノベルのレーベルであるアルファポリス文庫から海外翻訳でシモ・ヘイヘの登場です。同レーベルがたまたまミリタリー関連のライトノベルを多く扱っていること空の繋がりなのでしょうが。同時発売の冬戦争テーマのラノベに比べると明らかに売り場が違うような(笑)。
そして、読んでいて驚くことですが、実は半分くらいは全体的な戦況とか上司の話だったりして、意外と本人について書いてある頁が少ないと感じました。実際、彼が活躍したのは冬戦争の期間のみで、その最後で顔に重傷を負ったことで(ソ連はダムダム弾を使ったらしく、ここでも国際法違反のずるさを見せている)継続戦争の方には関わっていないのですよね。にも関わらず、狙撃ではトップ。そして、本文を読んでいると、日本のマタギの話でも読んでいるように錯覚してくる……やはり、猟師としての能力描写に圧倒されます。
ということで、正直期待していたよりもあっさりした内容でしたが、それゆえにご本人の実直さが現れている気がして、好感が持てる内容でした。アンサイクロペディアにあるような派手なシーンはありませんが(軽機関銃に関する描写などがない)、合わせて読めばもっと面白くなると思います。

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