ホームページ

  • 虚弱庵
無料ブログはココログ

twitter

  • twitter

« モントゴメリーに想う | トップページ | 今年のイモリ、初上陸 »

2014年8月27日 (水)

判官贔屓な記事

さて、昨日のモンティ話を改めて読み返すと、判官贔屓が酷くていいねー(笑)。いや、嘘は書いていないよ。そんな事は書いてもすぐばれる。歴史をねじ曲げるのは某国と某国で沢山だ。

例えば、オマハ海岸での上陸作戦であるが、大変なことに陥った理由は複数ある。工兵車輌を持っていかなかったために、上陸地点での独側陣地の攻略、自軍の拠点構築が大幅に大変だったのも事実。虎の子のシャーマンDDを敵の発砲が怖いからと荒天の海に沖合から発進させてしまい、ほぼ全滅させたために歩兵が丸裸で陣地攻略しなければならなかったのも事実。満潮を待って上陸した英軍よりも1時間早く上陸作戦を敢行したために、作戦中に潮が満ちてきて大変なことになったのも事実。
でありますが、そういった現場指揮系統のまずさだけではなく、そもそも崖があって上から攻撃されるという上陸地点としては険しい場所を選んでしまった計画段階での問題。そして、直前に迎撃側が東部戦線から移ってきた精鋭の第352師団に入れ替わっていたという「運」の悪さもありました。
まー、どう考えても米軍が上陸作戦を甘く見ていたつけが回ってきたとしか思えませんが、一概に「それだけではない」こともあり、一方向からだけ見ると大局を見誤ることもある、ということです。
(他にも、米軍の落下傘降下部隊が経験不足から広域にばらまかれたり、ドイツ軍のトラップである沼に落ちて溺死したり、ドーバー海峡に撒かれて溺死したり、漫画のような酷い目に合ってますが。実際には英軍も米軍ほど酷くはなかったものの、降下地点が広くなりすぎて大変な目にあったとか)。

まー、その辺は面白く文章を書こうとすると、どうしても「面白いところを誇張」する方向に行ってしまうので、なかなか正しい事象が伝わりにくい、ということもあり。判官贔屓な文章となっていくのですな。

実際、この第二次世界大戦のヨーロッパ戦線においても、イギリス人は「アメリカ軍は経験不足で頼りにならない」と評価しているし、アメリカ人は「イギリス軍はプライドばっかり高くて役に立たない」と評価しているしで。第三者から見ると、なんともかんとも。
ですから、あまり一つのソースにこだわって事実を認識するのではなく、なるべく一次資料をあたったり、複数の資料をあたったりして、自分の頭で評価する癖は付けた方がいいですな。

« モントゴメリーに想う | トップページ | 今年のイモリ、初上陸 »

ミリタリー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/586276/60215312

この記事へのトラックバック一覧です: 判官贔屓な記事:

« モントゴメリーに想う | トップページ | 今年のイモリ、初上陸 »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30