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2015年5月10日 (日)

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(森藤ノ/SBクリエイティブ)」6巻まで

今日も眠かったです(笑)。

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(森藤ノ/SBクリエイティブ)」6巻まで読了。
久しぶりに鎌池氏以外のラノベです。WEBノベルから出発して、GA文庫の大賞発の大賞受賞作。アニメが絶賛放映中、漫画化もされているのであんまり細かく書くこともないかと思いますが。
メインはウィザードリィタイプのダンジョン攻略もの。主人公のベルくんが育ての親(祖父)に「ダンジョンでハーレムを目指せ」と言われて育ったために、出会いを求めて世界で唯一ダンジョンのある都市にやってきて、女神と契約して加護を得、冒険者になる。というのが、物語開始前の話で。
ある日、ベルは上層でいるはずのない高レベルモンスター・ミノタウロスに殺されそうになっているところを剣姫・アイズに助けられて一目惚れしてしまう。少年はアイズを目指してダンジョンを攻略するが……。
ということですが、現在、アニメでは女神・ヘスティア様が大人気でGWも薄い本が沢山作られた模様です(笑)。ギリシア神話の竈の神であるヘスティアですが、こちらでは「ロリ幼女」の別名の通り少女の見かけに巨乳という、最近のヒロインらしからぬ記号で満ちあふれていて、更にベルに首ったけということで、ラノベのヒロインとしてはかなり凶悪なことになっています。正直、可愛いです。
ということで、1巻は駆けだし冒険者のベルの異常な成長速度と、モンスターフィリアでのアクシデントと戦闘。そしてベルとヘスティアの二人だけの零細ファミリアっぷりが描かれます。
2巻はソーマファミリア所属のサポーター・リリとベルとの話が。リリは毒舌妹系キャラですが、苦労してきた経験から頭の切れるキャラクターです。種族的に小さくて、サポーターとしての記号となる大きなバックと相まって、これまた可愛いです(笑)。
3巻は2巻までの因縁から、とうとうロキファミリア所属のアイズとお近づきになったベルくんが、因縁のミノタウロスと関わる話。ここまでが話としては一区切りですな。
4巻は幕間で、ベルが買った防具の制作者、ヘファイトスファミリアのヴェルフが登場。ようやく、ベルとリリとで3人パーティーになります。あと、初期から登場しているヘスティアファミリアと友好の深いミアハファミリアの話と、物語開始前、ヘスティアファミリア結成のころの話が入ってます。
5巻はベルのパーティーが中層で散々な目に合う話。1巻から名前が出ていたタケミカヅチファミリアが絡んできます。
6巻は原点のギリシア神話でも男色ぶりを隠さない(というか、ギリシア人としては普通らしい)アポロンのファミリアとの闘争で、ヘスティアファミリアとしての人的資源を最大に使った話になります。
ということですが。基本的に作品としてはキャラクターに対するパラメーターなど、ゲーム的な要素をふんだんに盛り込んだオーソドックスなストーリーになりますが。ハーレムもの的要素を多分に持っていながら、主人公のベルくんを嫌味のない純情少年に描くことで、すっきりしたイメージの物語になっています。物語開始当初は祖父の影響で、明らかに言動不一致の変な桃色発言が見られましたが(このあたり、ベルの一人称で始まる小説と、三人称視点のアニメや漫画でかなり印象が異なる)、世間の荒波に揉まれて、変な夢は見なくなったようです(笑)。
あと、世界観もゲーム的要素を上手く落とし込んでいますが。その中でも、神としての力を封印して地上に降りてきた神々が、人の子に恩恵を与えて生活している、という設定が素晴らしく。ギリシア神話、北欧神話、インド神話、日本神話など様々な神話世界の神々が一堂に会する豪華さが作品に華を添えています。神話好きにはなかなかたまらんです。矛盾解消のために、もとの神話にこだわらず、統一設定で縛ったりはしていますが。一神教の世界観にはない愉快さがあります。まー、モブ的な神は自堕落の象徴として、日本のネット文化にどっぷり浸かった2ch住民みたいな描かれ方をしていますが(笑)。ギリシア神話ではオリュンポス12神に数えられながらエピソードが少ないおかげでまともな感があるヘスティアと、剣と雷の神であり、わが国の神話史上3本指に入る武神であるタケミカヅチが仲がいいとか、それだけでワクワクする設定かと思います。
あと、作者の上手さという点では、クライマックス描写の上手さがあるかと。クライマックスの部分を同じような描写を繰り返してダラダラと長引かせる作品は結構ありますが。全体の分量と比較して、頁足りるか?という微妙なところからスタートしても、満足のいく長さのシーン描写で一気に読ませるという、微妙なさじ加減がよく(特に3巻以降)。読み終わった後の満足感があるのがよろしいかと。
おかげで、普段読んでいる薬の影響か、活字を読み続けると寝てしまう病の私が、久しぶりに一気通読出来ていたりします。
主人公がいい奴で、登場する各ヒロインがかわいく、世界観が面白い。これだけ揃えば、確かに人気が高いのも頷けるかと思います。
まだ、外伝とかも手を付けていないので、読まないといけないものは多いんですけどね(というか、限定版の小冊子とか弾数があるものは運が良ければ一部のぼったくりプレミアじゃなくても入手は可能と感じましたが。店舗特典にも小説があるとか、難易度高いよ)。

あと、作者の世代的にウサギ→ピョンキチという単語が出てきたかもしれませんが。私と同年代の人間ならピョンキチ→カエルという印象の方が強いかと(笑)。

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