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2015年7月 1日 (水)

エイリアンと緋色の不協和音の関係

朝、支度をしながら、ふと思った。「エイリアンと緋色の不協和音の関係は、世間一般に認知されているのか?」
「緋色の不協和音」というのは「宇宙船ビーグル号の冒険(A.E.ヴァンヴォークト)」の4編のうちの3話目で、イクストルという宇宙生物に襲われる話ですが。宇宙空間を生身で移動出来る絶対生物であるイクストルは、壁をすり抜け人間に卵を産み付ける凶悪生物で。エイリアンを初めて見たときに、「これ、イクストルじゃね?」と思ったものでした。エイリアンはギーガーによるデザインありきな所がありますが、あれ自体も映画用のオリジナルデザインというわけではなく、画集ネクロノミコンからの引用ですから。
というわけで調べてみたら、エイリアンからイクストルに行く文章はほとんどなくても、イクストルの説明ではエイリアンに触れているものが多いという罠(笑)。実際、アメリカでは盗用の訴訟になって、ヴァンヴォークト側が勝った(和解ですが)そうです。
こいつの恐怖はエイリアンのように本能で動いているというよりも、知的生命体として襲ってくる上、壁をすり抜けるので籠もって防ぐことも出来ないし、タマゴ生み付けられるし、作中でも殺すことが出来ないし。結構、世の子供達にトラウマを植え付けていたようです。
さて、このイクストルですが、画像検索すると、どうも私の知っているイクストルではないものが出てくる。どうも、訳によっても4本足だったり、腕が4本だったりするせいで、姿が変わってくるのかも(手足が4本しかないのか、手と足が4本ずつあるのか)。赤い色とトカゲのような頭は同じなのですが。今、手元に本がないので描写が確認出来ません(面白い作品だし、また、読むかなぁ)。
これを調べていくと、ビーグル号のジュブナイルの翻訳で、SF名作シリーズ「宇宙怪獣ゾーン(バン=ボクト、野田開作訳、伊藤展安・絵/偕成社)」によるSFレーザーブラストのトカゲ型宇宙人が4本腕でシッポの代わりに足が2本追加されたような姿が大量に見つかる。これが、わりとスタンダードのようで「赤くて、細長く、手足が4本ずつ、指が8本で、トカゲみたいな頭」の生物。劇中では人間を超える高等知性体なので、直立し、作業が出来る人のような手があるのはそれっぽい。
対して、私が覚えているのはジュニア版・世界のSF「宇宙船ビーグル号の航海(ボークト、武部本一郎・絵/集英社)」で、イクストルに襲われるクルーの口絵があるのですが。赤いイクチオステガです(笑)。私が最初に読んだのがコレだったため、私の中のイクストルはでっかい両生類(形的にはコモドオオトカゲとかオオサンショウウオとかそっち系)なのですよ。イクチオステガと名前も似ているしね(綴りは全然違う)。
というわけで、エイリアンの基となった脅威の宇宙生物、イクストルですが、地球上で見られない怪生物として認識している人はともかく、私のようにでっかいトカゲとしか認識出来ない人も居るわけで。劇中の凶悪な描写とトカゲが上手く結びついていなかったのですが、もう少し人型に近い生物を想像すれば、確かにまったく違ってくるなーと……しかし、一度染みついたイメージはなかなか消えない(笑)。だって、ネットで探してみたら、武部画伯による渾身のカラーで、人の背中に乗っかるように襲ってきている「赤いイクチオステガ」のシュールな絵は、内容のインパクトとのギャップもあって忘れられないって(笑)。

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