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2015年7月 2日 (木)

ついでに「黒い破壊者」

タブレットの充電が追いつかずに落ちてしまった。

昨日はイクストルについて書いたが、せっかくなので、クァールについても書こう。
クァールは「宇宙船ビーグル号の冒険(A.E.ヴァンヴォークト)」の第1話「黒い破壊者」に出てくる完全生命体である。こいつも、宇宙空間に放り出されても何ともないぜ、な生き物である。そして、人間を超える高度な知性体であり、彼の一人称で物語が始まる辺り、他の怪物とは一線を画する。
ちなみに、創元版などでは「ケアル」という表記らしいが、初めて読んだのはともかく、名前を覚えたのは「ダーティペア」関係なので、「クァール」というのが、自分の中での表記。
ちなみに、アニメのダーティペアに出てくるのは、クァールの特徴に全く合致していないので(版権的な問題か?)、別のなんか変な知的生命体である。アニメでクァールを見たければ、劇場版クラッシャージョウを見た方が良い。

クァールは一見黒豹に見える外観であるが、耳から糸巻き状の触角のようなものが生えていて、電波や電気を操ることが出来る。これによって、人間の電子機器は、ほとんど自由に操られてしまうのだ(超人ロックの「電子使い」を思い浮かべればわかりやすい)。
もうひとつの特徴は、肩の辺りから生えた1対の触手で、これを人間の手のように扱うことで、道具や機械を操ることが出来る。つまり、4本足の動物なのに、人間のように活動出来るという厄介な奴である。
そして、今度は人間の細胞原形質に含まれるカリウムだかを食べるので、ビーグル号は格好の餌場であった。元々住んでいた星に生き物が居なくなって腹を空かしていたとか……こいつら強すぎて他の動物を食べ尽くしてしまったのではないかと思われるのだわな。そして、その後は、同士討ちで個体を減らしたのか。……これだけの知性があったら、餌を育てる方に行きそうだが、なぜか補食に関してはあんまり知恵を働かせていた感じがしない……。
イクストルもそうだが、他の生物を食べたり寄生したりするなら、宿主と共生するか、宿主の方が爆発的に増えるタイプの生物であるかが、必要条件で。エイリアンのように人間より増えるスピードが速くて、人間を殺しちゃうような生物は、最終的に宿主よりも増えて殺し尽くし、結果、自滅するだろうから、やはり一般的な生物というより生物兵器という見方の方がわかりやすいのかもしれない。まー、卵状態で休眠するだろうから兵器としては欠陥有りだが。
そういう意味では、食べることばかりに執心のクァールは1匹だけでも生きていける完全生物で、子孫繁栄を念頭に行動していたイクストルの方が生物としてはわかりやすいのかもしれない。

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