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2015年7月13日 (月)

「おおかみこどもの雨と雪」を見る

「暑い、暑い、暑くて死ぬ」というと、平清盛の死に際、熱病で体が火照り、水風呂に浸けても水が沸いて湯になったということをアカデミアの人名辞典(東京印書館)で読んで以来頭から離れません。まちがっても、ブラッディウルフの火炎放射器男ではありません(笑)。

いつのまにか本の山に埋まっていた、ラジコン改造のセンチュリオオンが発掘されましたが、作業スペースが取れなくて、どう片付けたものか(笑)。

金曜ロードショーで放送された「おおかみこどもの雨と雪」を見た。細田守監督のファンを自称していても、劇場に行かなかったばかりか、前回の放送も見ていない。今回も、姪がうちのレコーダーに録画したものを飯食いながらいっしょに見ただけである。
なぜか。こういった、お涙頂戴物のような作品は個人的に嫌いだからである。シングルマザーの子育て物語と聞いただけで、見たくなくなってしまう。が、機会があれば、やはり見てしまうし、見たら、アニメスタイルのバックナンバーを引っ張り出して読んでしまう。
閑話休題。
しかしながら、予想したよりもずっとフラットな作品だった。辛いことを辛いことのように描かない。テンポの良さが作品全体を肯定的に描いている。
エンターテイメント性は皆無だと思う。確かに、楽しいシーンはあるし、雪の子供の頃の動きは、見ていてすごく自然なのだが、アニメーションとしてムチャクチャ高度な見せ方をしているからこそ自然に見えるということもわかる。が、盛り上がることもなく、淡々とした演出が好きかといわれたら難しい。
例えば、狼男の「彼」が死んだシーンにしても、あれだけ大きな服を着た犬が死んでいるのに対し、「清掃車」というのはありえないと思うし(動物の死骸は清掃局ではなく、保健所の管轄のハズ)、自分とこの犬だと言えば死体は返して貰えたはずと思うのだが。その辺、さらりと流してしまったあたりが、見終わったあとにしこりとして残るような気がする。
雨にしても、義務教育を終えずに消えていったら、親が虐待どころか殺人を疑われてもおかしくない状況であり、そのあたり、実にファンタジーと言える。農村ナメてんのかと。
しかし、まぁ、そういうことを抜きにすれば、ストーリーとしては自然に淡々と流れていくわけで。それゆえに、掴み所のない、ふわふわとした感じになってしまう。
最初にも言ったが、個人的にこういった類の話が苦手だということもあるので、演出や作画の素晴らしさはわかっても、そこから先に言葉が出て来ない。世間の絶賛が、逆に「そういうもの」に細田守を固定してしまうのではないかという不安の方が、大きい気がする。アニメスタイルの特集を読んでも、アニメ様が絶賛しすぎて、そのあたりの負の部分や、設定的なものについては、あまり踏み込んでいないしねぇ。

こういった「名作」路線の作品は、認められた一部の人間だけが作ることを許される(お金を出して貰える)わけで、そういう意味では、細田守監督は宮崎駿監督に近いポジションを「日テレから」与えられたわけで。それゆえに、宮崎監督のように、どんどんエンターテイメントを否定するような方向へ行ってしまうと寂しいというのが、実は一番の感想だったりするのだが。

ちなみに、子供のケンカというのは、狼でなくともあんな感じでどうしようもないものである(笑)。

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