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2015年8月

2015年8月30日 (日)

「漂流幹線000(松本零士/大都社)」全2巻

「漂流幹線000(松本零士/大都社)」全2巻を読む。
この作品は999の後にキングに連載されたので、少年画報社よりコミックスが出ていましたが。人気がなくて入手困難なので、比較的手に入りやすい大都社の復刻版で読みました。というか、どこも文庫化しようとしないのが……。
両親が病弱なために怖じ夫婦の家出生活している中学生、大山大。ある日、通学電車に乗ろうとしたら、変な列車に乗り込んでしまう。それこそが、000であり、異世界に彼を連れて行く列車だった。
ということで、999と違って、この世界がベース。列車は新幹線風の近未来仕様。担任のハレンチ教師に似た美人ガイド・メイビス付き。ということで、若干ホラーテイストに別次元の世界に行く作品。毎回、家に帰ることによって「この世界」との結び付きを強く出している分、思い入れしやすいと思うのですが、宇宙SFブームの真っ最中だっただけに、地味に感じられたのでしょうか。
途中からはメイビスや000のヒミツを探ろうとする北枕教授が現れて、異世界めぐりというよりも、組織対立の話が多くなり。また、000のアテンダントである、メイビス、メイヒス、メイビクの三姉妹のヒミツとか、なぜ、大が000に選ばれたのかとか。ラストにはちゃんとわかりますが、なかなかスピリチュアルな話になっていきます。
ただ、この000も最近では銀河鉄道の管理下にあるような話になっているので、世界観は繋がっているようです。それよりも、エターナル編で突如として登場する徹郎の妹の元ネタはこの作品にあるので、その世界観ごと理解するのによい作品かと思います。
というか、結構話としてまとまっていて、ラストが突然すぎるきらいはあるものの、面白い作品だと思います。完結しているし(笑)。
ただ、戦闘関係がメイビス頼りで、大が活躍しないというか。ラスト近くのエピソードで、双子の少女の片割れがチャンスは何回もあるように感じられるのに助けられないというあたりで、どうにも神の手を感じてしまうあたりが難点ですか。メイビスが無理と行ったら無理という。
あと、メイビクは美少女に書かれていますが、大の全裸逆立ちを見ても平静な程度に剛胆です(笑)。メイヒスは普段はしょんぼりした感じに書かれていますが、たまに美少女顔になるのが、御大の画力なのか演出なのか、悩ましいです(笑)。
ということで、ラストの展開がかなり強引な感じはしますが。全体としての話は面白いと思うし。御大の作品の中でも、時間と空間以外の世界観(異世界=ミライザー・バンに見られる時間分岐のパラレルワールドではない世界)が示されている作品という意味でも一読の価値があると思います。
あと、やっぱり、御大のヒロインは美女よりも美少女とか美幼女の方が魅力的かと……。

「子供の大科学(串間努/光文社)」

色々本買ってきましたが、新刊じゃない本の話。

「子供の大科学(串間努/光文社)」を読む。
60~70年代の子供向け科学玩具、教材についての本です。オッサン向け(笑)。
最初がマイキット、電子ブロック、メカモ、トランシーバーなどの学研の教材玩具。確かに買えなかった品ですが、この本が出た後、電子ブロックとメカモの一部は復刻されたんですよね。最近、メカモ欲しいと思ったら、再販分も絶版で、超プレミアになっていてビックリしましたが。最近、再販版のセンチビートを入手して、コレについては後で書きたいと思っていたのですが。その辺の歴史についても、ネットよりも詳しく書かれています。
他にもプラモデルでは飛ばす飛行機から出発したアオシマとサンダーバードのイマイ。にプラスして、駄菓子屋からコンビニまで今でも売られているツバメ玩具のソフトグライダーとか。
スパイ手帳。テンヨーの手品玩具。シーモンキー。タイガー商会の地球ゴマ。パチ物しか知らないスピログラフ。その他、ガチャガチャや露店系の化学系玩具など。
懐かしいというより興味深く読みふけってしまいます。ただ、当時のエピソードについては「買えなかった派」なので、ものについてよりも、合間のエピソードの方が懐かしいのかもしれません(笑)。
ちなみに、私の買って貰った唯一のメカモである「かえる」が一般的な資料に掲載されていない理由も分かりましたし、意外とこういったものについては本格的な資料がないので、よいですな。

2015年8月29日 (土)

ダラダラしていても夜中になるのか、ダラダラしているから夜中なのか

リハビリ的に毎日更新に戻しておりますが、短い駄文でも描くのに結構時間が掛かるので、夜中で眠いときは挨拶だけになります(笑)。

円滑に仕事を進めるには、嫌なことは忘れる、というスキルが大事になってくる。しかし、そう簡単にいかないから、今日はダラダラ仕事してた。それはいいとして、なんで5時過ぎると仕事を頼まれるのだ(笑)。

2015年8月28日 (金)

気分は死にそう

今日は、会議で散々な目にあったので、死にそうです。
明日は何も無いといいなぁ……。

2015年8月27日 (木)

「ツマヌダ格闘街(上山道郎/少年画報社)」18巻

あー、会社行きたくねー。どうして、余分な仕事が増えるのだ?

「ツマヌダ格闘街(上山道郎/少年画報社)」18巻発売中です。
普通に大会が続いていますが、後ろだけと前だけを加えているとはいえ、3回戦分が含まれていて。更に、ドラエさんのサプライズもあって盛り沢山な感じです。
試合も18巻にして、まだマンネリにもならず、初の公式女子試合とか、バラエティ要素を含んだ変則タッグマッチとか、楽しいです。特に、続きはこれまで試合に出て来なかったクール系大人キャラが入ってきますから、面白そうです。
今回の試合は全員が、それなりに武道を極めていて、精神的にも悪い人がいないので、流れに集中出来るっていうのが面白いですね。相手が悪役だったり、因縁のライバルだったりするとそちらに気をとられますが、純粋に技に目が行く、というのは漫画としては珍しいのかも。

あと、コレ読んでいて思い出しましたが、A先生のキャラでは怪子ちゃんがマストですが、侯爵令嬢→姫というのは出世なのか、どうなのか(笑)。

2015年8月26日 (水)

「極光ノ銀翼(松田未来/集英社)」2巻

「極光ノ銀翼(松田未来/集英社)」2巻が発売中です。
第二次世界大戦の復興もままならない頃。第三次世界大戦を引き起こそうとする集団「ヴィーキンゲルシフ」に対抗する謎の勢力「オーロラ」。その中で、桜色の震電を駆る少女を主人公にした物語です。
トンチキな戦闘機大集合な部分に目が行きがちですが。戦後すぐ、ということで、かなり暗い話が続きますね。
1巻の続きも「噛み合わなかった歯車」ゆえの悲劇ですし。その次の話は「日本の植民地」のひと言ですまされ、等の日本人ですら正しい歴史的知識を持っていないと思われる(国が下手に発言すれば、すぐにどこからかクレームが来る)満州国に関する悲劇ですし(この話、考えるところが多いですなー)。そして、物語は中東へ。中東はどちらかというと戦後の混乱の方がイメージにありますが、昔も今も政治的、商業的(交通的)、宗教的価値の高い地方として戦禍の中心ですな。
ということで、内容的にはハードな戦闘描写山盛りで、息つく暇もないという感じです。もうちょっと日常描写が多くてもいいかな、と思うくらいハードです。あと、オーロラのパイロット一人一人に焦点が当たる形になっているので、主人公のシズカの活躍、という意味では少し不満点があるかも。もうちょっと、シズカの魅力を見たいです。
その辺、本来は長期連載で徐々に脇役の話を、というのが理想なんだろうけど、松田先生は短期決戦しないと後がないという焦燥感に駆られているから?
ただ、2巻ラストで、主人公機のパワーアップもあり、戦時中には望めなかった液冷化された震電がお目見えしましたから、この後の話での活躍を期待ということで。FireBirdで散々エンテ機のパワーアップ゛描写はやって来ましたから。
なかなか難しいようですが、3巻以降も続くといいなー。

2015年8月25日 (火)

齟齬というものは起こりうるものである

久しぶりに、どうしようもないくらいグチャグチャです。家に帰って来て、食べて風呂に入って、気がついたら1時とか、なんともかんとも。

本の入ったダンボールが崩れて、中から買った記憶のあるような、ないような本が出てくる。ああ、末期症状(笑)。

表紙を見て、アオリを読んで、新人さんの作品を買ってきて、読んで、あまりの内容に困る。テーマと絵柄とピンポイントなネタは面白いんだけど……。あっちの描写はいいのにこっちの描写がダメで、ダメな方に期待していたとしたら混ぜるな危険がそのままということで。この溝がドコにあるかは明白だが、それは我々がマイノリティであるという(以下略)。

2015年8月24日 (月)

「ガールズ&パンツァー リトルアーミーII(槌居/メディアファクトリー)」1巻

更新頻度がた落ちで生きているのか死んでいるのかわからない感じですが。実際、風邪引き死にかけのような感じで、ようやく落ち着いたと思ったら、もう明日で仕事まで数時間だよ(笑)。

「ガールズ&パンツァー リトルアーミーII(槌居/メディアファクトリー)」1巻が発売中です。
前作「リトルアーミー」はガルパン放送とコラボして、みほの幼少時の話を描くものでしたが。みほの「迷い」がそのまま出ていて、わりと暗い感じの話になっていましたが。
今回は、リトルアーミーでどっちかというと敵役だったツンデレドイツハーフ?中須賀エミが主役として帰ってきました。おまけに、舞台はベルウォール学園とかいう三流校で工業科がスクールウォーズ常態。当然、戦車道はヤンキーの巣窟で、しかも権力争いの真っ最中。ただ、小学生の時の同級生、瞳が頑張っていたので、なんとか立て直す方向で。
自動車部とレースしたり、ヤンキーな上級生とやりあったり。なかなかスゲー漫画になっています。というか、正直、これまでのガルパンコラボ漫画の中で一番面白いです。
その理由の一つは、アニメのキヤラクターが全く出てこないことにあるかと。まー、回想シーンにみほやダー様が出てきたりしますが、ストーリー上には一切絡まず。つまり、サービスシーン無しの展開が、逆に違和感やあざとさを感じさせることなく、素直に愉快な展開になっています。これで、キャラが固まってきてからなら、どんな展開でも面白くなりますから、良いかと。
あと、金持ちが居るため、戦車に苦労しないという展開も斬新です。
正直、ガルパン関係なく、この設定で長く読みたいと思わせる漫画なので。コラボの枠を超えて長期連載になったら面白いのになーと思いますわ。でも、全国大会があれだけの数しか出て来なかったことからして、弱小校が活躍出来る大会を考えないといけないから大変かなーと思いますが(それゆえ、タンカスロンとか考えるわけだし)。小規模抗争みたいなのも面白いから、ゆとりを持って展開して貰いたいところです。

2015年8月21日 (金)

思うところは色々ある

寝オチする、というより、そもそも起きていられない(笑)。

ということで、既に週末は辛いです。

最近、松本零士御大について書くに当たって、単行本を読んだりするだけでなく色々調べたりしていますが。最近の御大についてでぃすっている発言の多くに?を付けてしまいますね。こいつら、実際には御大の漫画読んだことないだろう、と。ヤマトとか999のアニメを見ただけで松本零士の全盛期を理解したつもりでいる。当時の時代性とか、ニュースソースの読解とか、そういったことなく、ネットのどこかで読んだ文章を適当にコピーして批判している。情報も半分くらいは出鱈目だったり、2ch発祥の捏造コピペが真実として出回っていたり。なんか、げんなりですよ。
ファンの人の書いたものは、批判であっても読んでいて暖かい(<生ぬるい?)ものを感じますので、すぐに分かります。つーか、批判に対する情報量が違うんだな。
だいたい。

最近の作品は完結していない→昔から完結している作品の方が珍しいです→昔は単行本自体が発売されることが希だったため、雑誌書き逃げは当たり前でした。秋田書店のサンデーコミックスが色々な出版社のものを引っ張ってきているのは、そもそも単行本文化がなかった時代だからと言うのもある。

最近の作品は矛盾だらけだ→昔からです。999のような大長編はおろか、ハーロックもエメラルダスも1000年女王も、意味不明の設定矛盾やストーリーの祖語、忘れられた伏線(というより、ストーリーが次の回で、既に変わっていたりする)なんてものは当たり前です。そんな細かい設定より、ロマンが大事なのです。

原画がコピーなのに幻滅した→今に始まったことではなく、ハーロックの頃からです。良く見ると、メカはみんな同じです。最新鋭の機械を使って作画の省力化を図っていたのです。ストーリーとコピーは関係ないですし、ヤマトの作画がアシスタントによるバラツキがあったのに比べれば(<というか、そもそも漫画のヤマトでは徹底的に戦闘シーンが省かれている。功罪である)。その後の作品については、メカアシスタントとして活躍されている板橋氏が描いているようですし。一時期のデジタル化の時の拡大画質の試行錯誤に比べれば……。
そもそも松本御大のメカ描写の真骨頂は独特のパースにあり、優秀な日本の漫画化の人達でも真似出来る人は弟子筋の一部の人達くらいです(飛行機漫画を読んでいると良くわかります)。全盛時のように連載をいくつも抱えていると、マトモに描いていると連載出来なかったのです。おそらく。きっと。

最近の作画は荒れている→時期による絵の違いは他の作家さんにもありますし、御大もお歳ですから。ただ、基本的な絵柄や、頭身の不安定さなどは昔から変わっていないような気がしますが……。

単行本を読んだら「ハーハー」ばっかだった。この人は「ハーハー」しか考えていなかったのではないか→大人向けのコミック誌(半分エロ本だ)に連載された作品なんだから、アダルト描写がないと載せてもらえないんだよ(笑)。私も、はじめてガンフロンティアを読んだときには、そのあまりの下品さに驚きましたが。子供向けアニメのイメージが強いからどうしてもこういう感想になるのだな。手塚先生がエログロ漫画で人殺しまくりなのに上品で文学者的に見られるのと比べると、ドコが違うのだろうかと思ってしまいますが(笑)。

宇宙空間と巻物ポエムぱっか→お前、御大の漫画読んだことないだろ。松本御大の漫画読む意味ないジャン(笑)。弟子の新谷かおる氏にも引き継がれたロマンあふれる手法です。さすがに、これはないよな。

あと、ヤマトやマッキーの司法裁判についてですが。
ヤマトに関しては「会社で作ったアニメは会社に帰属する」という判例がマクロスなんかでも出ているので、法律的には無理なのです。監督やデザイナーとしての協同権利を主張すれば(実際、デザインの大元を御大が行っていることは確実なので)負けなかったと思われるだけに、もったいない話です。
マッキーの方は、パクリ疑惑についてはそもそも語られていません。センテンスが短すぎて、著作権が適用されない、という法律上の事実が示されているだけで、誰がどうしたとかいうことについてはなんら裁判では明かされていません。その辺、マスコミも適当なニュースを流しすぎです。あの曲聞いてどう思うのか、私ら松本御大の全盛時を知る人間と、そうでない人間で相当の差があるようなので、人それぞれ思うところで、としか。

2015年8月19日 (水)

「クイーンエメラルダス(松本零士/講談社)」

毎日寝オチしていると体がキツイ。
毎日「今日は早く帰ろう」と思っているのに、5時過ぎるとどーでもいいような仕事が続々と舞い込んでくる。あと、リア充が「これから用事在るんで帰ります」とか電話かけてくんな(笑)。

「クイーンエメラルダス(松本零士/講談社)」を読む。
この本は単行本によって読み切り版の収録数が違うのでご注意。私はやらかしてしまいましたわ。最初の4巻物の本には2編、新装版の文庫には4編入ってます。読み切りに関しては、飛行船時代にハーロックと宝の地図を取り合う話が好きですが、基本的にエメラルダスの話を理解するのに必須ということではないような気がします。
というのも。いつものごとく、完結していないのでストーリーがわかんないからです(笑)。
1.海野広少年が自作の宇宙船で宇宙に出ては、壊れて大変な目に合い、たまにエメラルダスに助けられる。
2.エメラルダスは誰かを捜している。
3.エメラルダスの真実が明かされると海野広と殺し合わなければならない。あと、海野広は偽名。
という3点でメインのストーリーは終わりです。2は多くの作品で語られるエメラルダスの基本ストーリーなので語る必要もないですが、なんで探さなきゃならないのかが最大の謎です(アルカディア号誕生前限定?)。3は明かされてないので、おそらく永遠の謎です。
ということで、まー、イメージビデオを見るかのように、人探しをしていて、突然回想を始めたりするエメラルダスの活躍を垣間見る作品、と思えば間違いないですな。エメラルダスのを理解するには一番良い作品ですが、別に999の登場シーンだけでも概要は分かるので……とか言っちゃダメだよ(笑)。
実は原作の「キャプテンハーロック」の中でトチローが「娘」について言及するシーンがあるので、あの世界でアニメオリジナルの「まゆ」がいることは確かで。さらに999のエターナル編には「息子」も登場します。少なくとも「まゆ」はエメラーダ(エメラルダスの商標除けの変名)の娘なので、娘を認知させるためにトチローを探し回っていたのでしょうか……とか書くと大泉方面から苦情が来そうだわ。
ということで、松本御大の世界でも特に重要なキャラクターの一人であるエメラルダスの主役作品。読んでおいてソンはありませんし、最近付け加えられた設定を排除して基本設定を確認するという意味でも良いのかもしれません。とりあえず、海野広がエメラルダスとどう関わっているのかだけでも明かされれば、作品としての価値がずっと上がるんですけどねぇ(笑)。

2015年8月18日 (火)

「帰らざる時の物語(松本零士/秋田書店)」

やっぱり死にかけです。とりあえず、一日寝ることもなく仕事してましたが。帰ってから爆睡して狙っていたオークションが(笑)。
あと、結局、部屋の掃除が道半ばで死亡したような感じなので、せめて9月の連休までには……。

「1000年女王」「銀河鉄道999」と来ましたので。
「帰らざる時の物語(松本零士/秋田書店)」でも。
この本は昔から売ってるので色々のバージョンがありますが、今回は新しい方の秋田文庫。
短編集ですが、松本零士御大のSFエッセンスとバラエティが詰まったような本です。海底ものの話は、海洋ものブームの頃の作品を思わせます。
が、掲載誌的にアダルトな内容のものが多いので、ご注意を。松本御大のアダルト描写はクロベタで塗り潰した中からちらちら見える、というものなのでエロさはありませんが。わりとエグイシチュエーションが多いので、昔は結構嫌いでした。今も、なんかなー、という感じはありますね。ともかく、DNAを残すためにやる、やられる、相手は子孫さえ残せれば何でもあり、という感じだからねー。これも、ミライザー・バンに繋がるDNAによる不死性を象徴しているんだろうけど。エグいのよ(笑)。

ではなぜ書くのかというと(というか、なんで久しぶりに買おうかと思ったかというと)。ハーロックの初期作品として有名な「宇宙戦艦デスシャドー」が収録されているため。このエピソードはアニメ版のラストの元になったものと私は思っています。内容はアレですが、デスシャドー号に、後のアルカディア号に繋がるギミックがあります。
あと、「機械化都市テクノロジラス」にもハーロックが出てきますが、こちらは「大海賊ハーロック」に近い話です(<そっちは、CG映画ハーロックの元ネタ)。つまり、妻をアレしてアレな話。ハーロックって、トチローと違って子孫を作れない話が多いよな……。
もう一本、「キリマンジャロの鳥人」にもハーロックが出てきますが、こちらは、よくあるゲスト出演です。ザ・コクピットっぽい奴。
ということで、松本御大の作品を俯瞰する上で手っ取り早くて入手しやすい作品、かつ、ハーロック繋がりということでこの作品です。
まー、好き好きが分かれるというか、松本漫画を読めるかどうかの入門篇みたいなものかと私は思ってます。

2015年8月15日 (土)

「銀河鉄道999(松本零士/少年画報社)」

今年の夏休みは、例年を超える超ダラダラぶりで、更新頻度も風邪で寝込んでいたときレベルに落ちています。基本的に、昼間、妹のとこのガキを預かっているため、部屋で寝ていることが多くなり。進まない部屋の片付けと相まって、週なかばで自滅。最低限の仕事を夜中に行うため、更新タイミングが取れませんでした。完全に昼夜逆転させてしまえばよいのですが、部屋の中が洒落にならないことになっていて。

ということで。
「銀河鉄道999(松本零士/少年画報社)」を読んでました。エターナル編を含めて。実際には、松本御大の本を他にも色々読んでました。
解説はいらないと思いますが。文庫本で言うと、12巻までが「機械の体をただでくれる星へ行く」アンドロメダ編、13巻からは「メーテルに連れられて出掛けたら、いつの間にか太陽系の存亡を駆けた戦いの主役に躍り出た」エターナル編になります。
松本御大のオリジナル作品の中では最大のヒット作になる999ですが。割と人情ものの悲しい話が多いので、個人的にはあまり好きではなかったです。映画版とTV、原作版の乖離が大きくて、999と一言で言ったときの統一感のなさも困惑するところでした。
で、大人になって原作を読み返してみると。結構酷い話ですな(笑)。
無敵の銀河鉄道の軌道はちょくちょく破られるし、999はよく脱線するし、停車駅では当然のようにパスとトランクが盗まれるし。原作では、メーテルがちょくちょく用事で出掛けたり、手続きとかで下車しないといけないことになるけど。正直、ほとんどが危険な目に合うので、999で寝ていた方がマシかと。
あと、当時はあんまり思いませんでしたが、アンドロメダ管区に入った後の銀河鉄道の「生身の体の星」に対する扱いの酷いこと。完全に機械帝国に乗っ取られているようで、全線を管理するレイラさんがいたとは思えないレベルの非道さです。TVや映画と比べても、社会全体の機械帝国からの侵略っぷりがひどく、あれで機械の体を欲しがる方が変だというくらいです。
松本御大の考え自体が、他の短編などを読むと分かりますが、「血を残す」「子孫を残す」「DNAに伝える」みたいな、延々と受け継がれる命による永遠をテーマにしているというか(<別の意味でテーマにしたのが「ミライザーバン」)、登場人物がそれを信念にしていることが多いので、余計に「機械の体」をアンチテーゼとして扱うことがメインになってしまっていると思う。
ちなみに、トレーダー分岐点が惑星トレーダーにあったのに、映画版を受けてヘビーメルダーにトレーダー分岐点があったり(よって、2回出てくる)、行き当たりばったりな感じはいつも通りなので、細かいことを気にする人は松本御大の作品を読むのには向かないと思いましたわ(その割には、細かい伏線を拾ったりもするし)。基本的に、作品毎に時間の輪がずれまくるのでしょう。詳しくは「ミライザーバンを読め」というのは、解説におけるお約束になってますね。
しかし、プロメシュームについては。なぜ、1000年女王=プロメシュームとしようとしたのか謎な感じですが。御大の発言でも、雪野弥生=メーテルになったり、弥生とメーテルは姉妹になったりしているので何とも。一番簡単なのは、全てラーレラ様のクローンという説なんですが(笑)。
エターナル編については途中までしか収録されずに銀河鉄道物語になってしまったので何とも言えませんが。何かとハーロックやエメラルダスが来たり。敵がコロコロスケールアップするので、本当の敵がなんだか良くわからなかったり。「新宇宙戦艦ヤマト」「超時空戦艦まほろば」とリンクしていたりするのでなんとも。小説版で完結しているらしいですが、プレミア価格が酷くて読めないので、どっかで再出版してくれないと評価出来ません。ただ、ハーロック「次元航海」でも触れられているA銀河(アンドロメダ銀河=999の舞台)の話は大ヤマトのOVAで決着が付いているらしいですが(笑)。
そんなわけで、後半が蛇足のようになってしまっていますが、既に松本御大の新作は全て途中中断が当たり前なので、それらをモザイクのようにつなぎ合わせて楽しむのが正解かと。
このあと、その「つなぎ合わせ」に必要なピースについて、気力が続いたら書いてみたいかと。

あー、FSSも時の輪の接続に失敗してずれたんだな、多分(笑)。
永野先生も、御大と呼ぶべきレベルになったのか(笑)。

2015年8月11日 (火)

「ファイブスター物語(永野護/KADOKAWA)」XIII巻

いつものようにダラダラと日々過ごしています。ではなく、本棚の整理をしているので、寝るスペースもいつもの半分です。どうにも決まらないところがあって。しかも暑い。本の移動→本読みながら一休み→いつの間にか寝る→起きて本の移動、を繰り返すという(笑)。

「ファイブスター物語(永野護/KADOKAWA)」XIII巻発売中ですな。
奥付からとうとう角川書店の文字が無くなり、「コミック&キャラクター局」というあらたな位置付けになりました。旧社名がそのまま残っているところと、統合されて編集部単位になっているところとあるので、内局か外局かがわかる、ということでいいのかな?
それはともかく、FSSですが。連載再開からも大分たっての単行本。まー、べつにいいですが。
ストーリーやキャラクターは確かにFSSなんですが第6話のタイトルに「時の詩女」と日本語が入り、表記方法も若干変わっています。まー、ぶっちゃけ、ここからは「ゴティックメード1巻」として売った方が良かったんじゃないかと思いますが、話が全然切れていないというか途中からなので難しいか。
用語が変わるのはこれまでにも何回かあったので仕方ないかと思いますが。私は装甲が装飾華美になって(というか、ブレンパワード以降の氏のデザインに近いか)、ダッカイ以外「どれ見ても同じに見える」GTMより、先鋭的で「現代の目で見た技術の塊としてのロボットのかっこよさを追求した」モーターヘッドの方がデザイン的に好きなので、今回の改編劇には賛同しかねる方向です。ネットで見ても曖昧な意見が散見されるし、自分も最初に連載で見たときには曖昧だったので、今回は、はっきり書きます。私の個人的な趣味では、いまのところMHの方がカッコイイです。
そのあたりは、未だにMHのガレキが発売されるのに対し、GTMは……。
人物の名前が変わらないのに、MHとGTMははっきりと名前が違うあたりも問題というか。永野氏自体が別物として扱うために、あえてそうしていると思いますし。同じストーリーに登場していても、メカとしては全く別物であることを強調しているというか。おそらく、MHにも思い入れや自信があるから、MHを否定することはしたくなかったのかと。
例の年表も、今回は小手先の改変ではなく、はっきりと主題が変えられていますし。
新しいデザインを発表したい、という氏のデザイナーとしての欲求がこういう形になったのは分かりますが。読者がGTMとMH、どちらを格好いいと思うかは、それとはまた別の問題ですので。というか、また、新しいロボットを思いついたら、変更されるんだろうなー、とか。Mk.IIの出時がさりげなく変わったりもしそうだし。
光子結晶に関するナインの反応が、以前とまったく違うような気がしたり。ジークが実はとんでもないキャラだったり。相変わらず、かーちゃんをプライベートと仕事モードで別人デザインにするのが大好きだったり。ニナたんの酒癖が悪かったり。ニュータイプの連載を読んでいても、あらためて読んで面白いと思うところは多いし、この作品はスゴイと思うけど。緻密な設定に関しては、緻密さが徒になているナー、と。最近、松本御大の漫画を読んでいて特に思います(笑<あれはあれで凄いんですが)。
ともあれ、映画以来、フィルモアとラーンの話で突っ走ってきたFSSで、ようやく主役も登場しましたし。興味は、いつ連載が再開されるかですな(笑)。

2015年8月 9日 (日)

「砂漠のウサギ 1942年5月~6月の戦い(M.WOLVERINE/イカロス出版)」3巻目

やはり、家にいると水分の摂取量が少ないのか頭痛が酷くなる。

「砂漠のウサギ 1942年5月~6月の戦い(M.WOLVERINE/イカロス出版)」発売中です。3巻目です。
というか、本屋に行ったら売ってました。確かにMC.アクシズに予告はされていましたが、アクシズのブログにも掲載されてないし、割と不意打ちでした(笑)。
内容は同人誌版を読んでいるので同じですが。こっちの世界のアイルランドの位置にあるフェアリーランドでは亜人間が沢山住んでいて、あと、女性の割合が多いので軍隊にも女性ばかりの部隊が沢山居ます。で、第二次世界大戦の北アフリカ戦ですが、英国と共にロマーニャ共和国(イタリア)とかと戦ってます。
ということで、今回の陣地戦では初っぱなから男組との共同戦線だったり。オリュンポス共和国軍が攻めてきたり(ほとんど「ねこめーわく」の世界)。国防軍との間に問題が起きたり。ロマーニャの大攻勢が始まったり。ともかく、内憂外患という感じですが。戦場ですから、ともかく、目の前の敵を退けないといけないということで大変なことになってます。
むろん、政治方面で、軍団長とかも大変なことになってますし。そして、今回、同人版の最新刊までフォローしているため……割といいところで終わってます。続刊も出させて貰える可能性が高くなったからかなー。
本編の他にも、同人誌で発表された設定資料的なものも入っていますから、思いっきりお得な感じになってます。
作者のうるぶ氏は最近ではカードゲーム「タンクハンター」のイラストでも活躍されているミリタリーイラストには定評のある方で。フェアリーランドのオリジナル車輌以外の北アフリカ戦線特有のリベットと変な形の戦車(まー、イギリス軍とイタリア軍だな)もバッチリ再現されていて。小林源文先生の劇画調とは別の意味で素晴らしい戦闘描画が見られます。キャラが可愛いのも当然ですが。私の贔屓している大隊長の出番が少ないのが残念です(活躍はしていますけど)。
ちなみに、フルネームでは「えむ・うるぶりに」氏ですが、元ネタのM10は日本では通常「ウルヴァリン」と訳されるので、アルファベット表記だと検索エンジンがX-MENにもっていったりします(笑)。17ポンド砲を積んだ方は「アキレス」ではなく「アキリーズ」なんですけどねぇ(ユニモデルの輸入品はバウマンが「アキレス」と訳しているため、探しにくくて困ったり)。
ということで。架空戦記ですが、現実のWW2の北アフリカ戦線と比べて読むと一層面白く読めますし。単純にエンターテイメントとして読んでも面白いので、絵柄が気に入ったという人には特にお勧めの本ですね。

2015年8月 8日 (土)

「1000年女王(松本零士/小学館)」文庫版全3巻

とりあえず、休みだ(笑)。

「1000年女王(松本零士/小学館)」文庫版全3巻を読む。
「次元航海」のおかげで、すこしばかり松本零士作品についておさらいしていましたが。昔のアニメディアに掲載された人物関係図がどこかのムックに再録されていたはず、と探し回っているうちに(オリジナルはうちのHDDのどっかにあるのだが)、なんか書籍が貯まりだしたので。せっかくなので、関連する原作も久しぶりに読もうと思って最初に手を出したのがコレ。一時期、松本作品はいろいろ読みましたが、アダルト向けのものがイマイチ肌に合わなくて、遠ざかったり。完結してない作品ばかりで嫌気が差したのですが。年を取ったら、どーでもよくなりました(笑)。
その中でも1000年女王というのは松本ブーム終盤の作品で、メディア展開もすごく……その割に999ほど人気が出なかったと言うことで初期の単行本はことごとく打ち切り(連載自体は終了している)、TV版は期間短縮ということになっている。ただ、今の目で見ると999ほどではないものの、一般的なアニメの水準を遙かに超えており、当時のアニメブームの厳しさ(その割に駄作も沢山あったと思うが……)が伺える。実際、私もTV版は飛び飛びでしか見ていた記憶がありませんし。劇場版もラストがなんか、引き籠もりみたいで……。両方、主題歌は大好きなのですが。
閑話休題。
内容はSFの定番の一つ、惑星衝突ものです。妖星ゴラスとかアルマゲドンとかそういう奴ね。しかも、相手の星に人が住んでいるというのが珍しい。今でこそ999の前日譚としての位置付けが強調されていますが(劇場版の頃からですな)、地球衝突コースにあるラーメタルの発見からのジェットコースタームービー的な展開(文庫1巻分あたり)の展開は、他の作品にはない面白さがあると思います。まー、その後、スゴイ手段で一旦ストーリーをリセットしたり、いつものごとく繰り返しっぽい展開になってわけがわからなくなるのですが。
漫画版の面白いところはラーメタル側のボスであるラーレラ様が幼女で、主人公である始にちょっかいをかけるあたりですか。それによって、地球人の上位種族であるラーメタル人との関係が少しばかり変わるとか。軍人の最高位であるレオパルドが松本御大の戦士らしく、人間を見下していても相手が戦士であれば敬意を払うとか。そういった細かい描写が、ラーメタルと地球が繋がる(<この辺りの設定、松本御大らしい上手さがあります)あたりで1000年女王雪野弥生がまごまごしているあたりでの清涼剤になってます。っていうか、ラーレラ様、最高権力者で見かけ幼女の最高齢者でツンデレという、正に30年早かったキャラクターです。天使のわっかを掴むと脱力してしまうとか、どこのエロゲー設定ですか(笑)。なぜかアニメでは劇場版の金色のミュータントだったり、TV版のおばさんだったり、完全に間違えています。人気が出なかった原因はここにあると私は分析しています。
で、ラストですが、SFとしての解はTV版がもっとも良いというか私が思いついたものもそんな感じだったのですが。原作のラストも駆け足過ぎる感があるというか、尺を合わせるために終わった感がありますが、良いラストだったと思います。もうちょっとハッピーエンド寄りでも良かったと思うのですが、この原作を999に繋げる考えがあって、こうなったのかと思うと少しばかり感慨深いです。
ただ、雪野弥生が機械化母星のプロメシュームになるのは、ラーメン屋の娘というTV版の印象が強くて今でも納得いきませんが。漫画版を読んでいると、始のこと以外では、愛情というより「女王」としての地球人に対する責任感のようなものが強いような感じで、為政者としての怖さというものをも感じます。
まー、いまとなっては、メーテルレジェンドで、その悲劇が明かされたわけですが。ラーレラ様がかないみか様声の萌えキャラになった挙げ句、為政者としても大変立派になられて感無量だったりします。引退されたばっかりに……。
まー、結論としては。松本御大の作品リンクはメディア毎の設定の違いや、シリーズによる設定の違いなど、全てがパラレルワールド的な扱いになる(というより、一つの作品の中でも設定の矛盾や伏線ほったらかしは大量にある→コマけぇことはいいんだよ!)ので、この作品が999などとのリンクとしてよんどくベキとは言いませんが。単独参品としての完成度は私が読んだことのある松本御大の作品の中でも一二を争うものであり、完結していることも含めて、安心してすすめられるものではないかと。
とりあえず、ラーレラ様で萌えられる人ならオススメです(笑)。

松本リンク的な謎ですが。

ところで、ラーメタルの移民船は関東平野に押しつぶされたし、ラストでラーメタルへ帰って行く船は過去の1000年女王の船と弥生とラーレラ様を乗せたカーミラだけなんですが……メーテルレジェンドとかに出てくるラーメタル人って、移民船の中で死んじゃったんじゃなかったんですかねぇ?(ラーメタルに残留した人はいない。ラーメタルで奴隷になっていた地球人は1000年女王の手で脱出している)。

あと、個人的な感想ですが、ラーレラ様がラストで地球に残っていたら、愉快な作品になっていたと思うのですがねぇ。

2015年8月 5日 (水)

寝ているだけで、脱水症状

あまりの暑さに死にかけています。昨日は、気がついたら寝オチしていて、喉がからからになっていました。今日一日脱水症状気味。
元気なのはクルマだけ。ちょっとアクセル踏んだだけで3000回転超えるから、燃費が…(笑)。

ヤンセンのミニビーストにモーター仕込もうと思って材料は集まったけど、面倒で手が付かない(笑)。その他、いろんなものが中途半端に作りかけで、作業スペースが空かない。材料が揃った時点で手が止まるという最悪の結果に(笑)。
夏休みは、居間で仕事するかな<多分怒られる。

というか、夏休み、どっかに出掛けたいなぁ。首都高速嫌いさえなければ、友人のとこまで行く気はあるのだが。交代ドライバーがいないと、ちと疲れるのだよなぁ。

2015年8月 4日 (火)

CVTは効率は悪いかもしれないが、クルマが遅いのとは別である

あいかわらずスイフトのCVTについて検索ワードが沢山出てきていたりするけど。20km/hr前後でガタガタするとか、普通はそんな低速で走らないから、気にしている人はよほど変な走り方をするのか?エンジンがスムーズに回るようにアクセルを調整してやれば、違和感のある走り方はしないはずである。確かに、車が全然走っていない田舎道で、走り始めにトロトロしていると感じることがあるけど、それはまともな走り方ではないから。
低速時の加速はアクセルの踏むスピードらよると書いている人を見かけたけど、その通りかも知れないと思う。ゆっくりたらたら踏むと、驚くほど走らないときがあるので、もう、全てはアクセルワークによるのではないかと思う。デンスロだし。
ちなみに、右折時にハンドルを切ったり、少し上り坂になっていたりで、負荷が大きくなると、アクセルちゃんと踏めばエンジンが高回転(3000~3500回転)で回るので加速で困ることはない。

閑話休題。
相変わらずネットではCVTとマニュアル、ステップAT、DCTやAGSを比べて優劣を競っているけど。それぞれ利点と欠点があるので中学生的な「最強」決定戦はナンセンスである。
さて、CVTであるが、欠点は効率の悪さである。良く言われるが、変速時にはベルトが滑ること、ベルトをプーリーに押しつけるために油圧を使うからその分エネルギーロスがあること、高速になればなるほど油圧を必要とするので(滑るので)効率が落ちること、などある。
それをもって「CVTは遅い」と言う人がいるが、これは技術的に正しくない。効率が悪いと遅いはイコールにならない。レースのように最高速度と燃費が究極的に求められるならともかく、一般道のように速度制限があるところ、そして高速でもエンジンをレッドゾーンまで回す必要がないようなレベルでは、関係ない。効率が悪くてもガソリンを食わせてエンジンまわしてやればいくらでも速く走る。ただし、燃費は落ちる(笑)。効率悪いから当たり前である。
ただ、CVTは電子制御なので、エンジン回転数を上げないようにトロトロ走っていれば理論的に効率の良いギア比と回転数を選択してくれるので、カタログのように燃費が良くなるのである。つまり、走るか燃費かの二択になる。
逆に、低速時にマニュアルやステップATのようにギアチェンジが必要ないというのはストップ・ゴーを繰り返す都会の道路ではかなりのアドバンテージとなる。CVTは低速では効率がマシだし。ギア変速では、必ずギアを空転させて変速した後、一旦回転数が落ちて、再び回転数を上げるという動作が必要になる。うまい人はダブルクラッチで繋ぐが、シンクロで無理矢理繋げばシンクロロスもある(この辺り、今月だか先月のMotor Fan illustratedのマニュアルミッション特集に詳しい。これ、マニュアルミッション特集だけれど他の方式との比較とかも詳しく述べられていて非常に興味深い内容だった)。下手な人だと、そもそも変速動作事態が遅い。ところが、CVTは回転数を高回転に保ったまま、無段変速で副変速機の働く60km/hrまで上げてしまう。変速ロスがないから、下手なドライバーでもアクセルさえ踏んでいれば速く走れる。だから、変速動作とか苦手な人ほど慣れれば速く走れるはず(<なんか矛盾しているが、CVTに慣れることが前提だ)なのである。マニュアル乗りの人に言わせると、アクセル踏みっぱなしが一番速いという事が「気持ち悪い」らしい。これは仕方ない。AT乗りの人は2ペダルでギアチェンジのコントロールをする癖が付いているので、それをやるとCVTの利点が全て死んでしまい、まったく走らなくなる。だから「試乗車が遅かった」とか言っている人の中にはCVTに合わせた運転が出来ていない可能性が大かと思う。

当然、燃費と走りを両立させるならマニュアルで上手い運転をするのが一番である。CVTは効率が悪いから絶対に勝てない。が、「走りが悪い」というのは単にエンジンが回っていないだけである。効率が悪いなら、エンジンをマニュアルより沢山回してやればいいだけのことである(笑)。スイフトのトルクバンドは4000~6200回転だから、街中でエンジンパワーが足りないと思うことはアリエナイ。というか、平地でそこまで回すのは難しい=そんなに回さなくても十分速い。今までに「辛いな」と思ったのは、高速の箱根の山の中、ゆるやかな登りで、大排気量のクルマについて行けなかったときくらいである。それでも5000回転くらいしか回していなかったから、クルマの問題というより、自分の腕の問題である。

ミッションは所詮、伝達装置であり、その特性を見極めれば「XXじゃなければダメ」ということはないのである。あと、技術的な問題が時代と共に変わってくるし。DCTはヨーロッパで普及、効率もいいし、日本で待望されていたけど。まともな部品メーカーがVWだけであることや(ここで無理したらどうなったかは、某メーカーのクルマを見れば明らかだね)、重量が2倍になる問題とかあって、AGSのような2ペダルマニュアルミッションに期待が移っていたり(まだ制御に工夫の余地があるようだが)。日進月歩でネタは変わっていくのだから、難しく考えずに、今自分の乗っている車のミッションを如何に効率よく動かしてやるのか、という人間に出来ることを精一杯工夫すれば、それが一番楽しい運転になると思うんだけどねぇ。

2015年8月 2日 (日)

「蒼き鋼のアルペジオ(Ark Performance/少年画報社)」11巻

昼間は眠くて寝オチ、というのが常態になっていて、何も出来ねぇ(笑)。
そして、通販で届くのが遅かったせいで間違えて2回頼んでしまう。脳の記憶域が死んでいる。

「蒼き鋼のアルペジオ(Ark Performance/少年画報社)」11巻が発売中です。
金剛戦真っ最中。とはいえ、脇で動いているやつらが多すぎて、話が進みません(笑)。横須賀は「ソルティロード」に丸投げか?
それはともかく。ここんとこアワーズ本誌をチラチラ読んでいたので流れは把握していましたが。通して読むと……ヒュウガの活躍がよい感じです。彼女なりの人間への感情と、金剛艦隊と敵対していても、あくまで「霧の艦隊の一員」というスタンスが垣間見えるロジック、そして、その葛藤を乗り越えたところの人間くささがよろしいです。、あと、なんか頼れるお姉さん的なところ。なんでも、なんとかしてくれそうだけど。本人、妹キャラなんだよなぁ(笑)。今月号のアワーズで、その辺を腹黒なんとかに突かれて……。
ちなみに、妹キャラで可愛いのはハグロですね。アホガラと呼ばれていたアシガラがお姉さんキャラなのに対して。ハグロは非常事態に全く対処出来てなくて。その経験年数自体はメンタルモデルとしては基本的に同じくらいと思われるのに。見た目同様の幼さというか、頼りなさというか。そんな「しょうがなさ」がかわいいです(笑)。こだわっていた服装がお稚児さんレベルなのも本人何とも思ってないのか、笑えますが。
レキシントンに関しては、ヤンキーキャラではないものの、バタくささが好みに合わないので、ゾの字にに活躍して欲しいところ。しかし、ムサシは「咲」か「ストライクウィッチーズ」にでも影響を受けたのであろうか?

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