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2015年10月12日 (月)

「岡本太郎 「太陽の塔」と最後の闘い(平野暁臣/PHP研究所)」

昨日の反動もあってか、本を読みながら寝るのを繰り返していた(笑)。

「岡本太郎 「太陽の塔」と最後の闘い(平野暁臣/PHP研究所)」を読む。
岡本太郎のパートナーとして知られる岡本敏子の甥である平野氏による岡本太郎に関する評伝のうち、太陽の塔に関する部分を抽出したような感じの本です。
岡本太郎に関する本にしても、太陽の塔に関する本にしても他にもありますが。この二つを結びつける部分のみをクローズアップした書籍として、わかりやすく、読みやすい本になっていて、その点でおすすめな本ではないかと思います。
何より、安いですし(笑)。
巻頭の太陽の塔のカラー写真も良質で、内部写真がもう少し付いていたら、他の本の価値を大幅に下げてしまうような感じです(笑)。白黒写真のチョイスも良いものが多いと思います。
閑話休題。
当時の万博委員会が岡本太郎を起用したことの凄さ、それに答えた岡本太郎の凄さは読んでいて痛快で、昨今のオリンピックの迷走を見ていると笑いさえこみ上げてきます。今の人間のダメなこと。また、総合博だったにも関わらずつくば博よりも気の抜けたような(シンボルすら思い出せない)愛知万博の頼りなさは、やはり、テーマのあやふやさにあったのではないか。とか色々考えさせられることも多く。
単に、太陽の塔に関する解題だけ、ということではない気がします。もちろん、太陽の塔の持つ意味と、当時の内部展示を含めての色々は読み応えがあると思いますが。ただ、身内からの視点ということで、他の人が知らない面が見られる一方で。建築関係との衝突などの問題点についてはかなりオブラートに包んだような感じになっていて、そのあたり、どの本を読んでいても割と見えてこないなーという気はします(結果良ければ、ということで、今となっては否定意見が見えてこない、というのもあるのでしょうが)。

ということで、太陽の塔について「活字で読みたい」と言う人には、私が今まで読んだ本の中でもお薦めしやすい本かと思います。

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