ホームページ

  • 虚弱庵
無料ブログはココログ

twitter

  • twitter

« 「火聖旅団ダナサイト999.9(松本零士/光文社)」全2巻 | トップページ | 出遅れている »

2015年12月24日 (木)

「幻想新幹線0(松本零士/扶桑社)」1巻

会社で風邪が流行しております。皆さまもお気をつけを。

「幻想新幹線0(松本零士/扶桑社)」1巻を読む。
松本御大の作品の中では、最新(単行本は2013年)といっていい作品かと思います。
1巻のナンバリングがありますが、いつものように続きはありません。WEB連載なので、切られたというわけではないはずですが(ニーベルングの指輪もそうですな)。
ということで、銀河鉄道ものです。が、この「幻想新幹線0」はパスも切符もナシで無料で乗れるという銀河鉄道の中でも破格の乗り物です。その代わり一般の車両と違って、別次元へ飛ぶので、行き先も不明で、かなりヤバイ乗り物です。
実際、乗っているのは乗務員を除けば主人公の山越登ただ一人であり、地球上にはほとんど人がいない状態という、かなり絶望的な未来が描かれている。
そして、別次元では地球人が奴隷のように働かされており、彼等は銀河系の未来を守るためということで招かれたらしいのだが……正直、発表されている話を読んでも、矛盾点が多く、良くわかりません。風呂敷を広げ始めたところまで、という感じですか。奴隷のように働かされていて、救助が行われたのに、自ら進んで働きに行ったようなことになっていたり、そもそもこき使っていた側がいいものなのか悪者なのかも良くわからないという。ただ、黒幕がいることは確かなのですが。
途中から時間も移動し始めるし、999との邂逅もありますが、時の環が接しているだけなのか、同じ時間軸なのかもよく分かりませんし。当然、アルカディア号やクイーンエメラルダス号も出てきます。
何より主人公の山越登がコスモドラグーンのNo.0を持っていることからして、誰かの血統に連なる人間である可能性が高いのですが(この本では世界に3丁しかないことになってますが、松本世界には5丁存在しているのが定説なので4丁目は驚くに値しない。ただし、No.は作品毎に異なる=時の環によってバラバラ)。海野広でさえ偽名を名乗っていたので、こいつは更に胡散臭いです。
ということで、登場人物がころころ変わったり、ストーリーが話数ごとに違って感じたり、何だか分からない作品ですが、松本御大の作品というのはそういうものなので、そう思って読むと、なかなか面白いです(笑)。考察する予知が大きいということかも。

ちなみに、別次元を航行する鉄道と言えば「漂流幹線000」がありますが。松本御大の作品を集中的に読んでいたら、話のまとまりという意味では傑作ではないかと最近思いますわ。最近の作品(というか、ゲームとかか?)では銀河鉄道とも関連があるような描写があるので、是非ともどっかの作品に出して欲しいですわ(作家が年をとると傾きだすというスピリチュアルな世界に近づく、という意味では、999のエターナル編は正に「こちら寄り」なんですが)。

« 「火聖旅団ダナサイト999.9(松本零士/光文社)」全2巻 | トップページ | 出遅れている »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/586276/62932193

この記事へのトラックバック一覧です: 「幻想新幹線0(松本零士/扶桑社)」1巻:

« 「火聖旅団ダナサイト999.9(松本零士/光文社)」全2巻 | トップページ | 出遅れている »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31