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2016年3月28日 (月)

「妖孤×僕SS(藤原ここあ/スクウェア・エニックス)」全11巻を読んで「親殺しのパラドックス」について考える

今週はスクウェア・エニックスの新刊を大量購入して辛いですが。
というわけで。新刊ではありませんが。
「妖孤×僕SS(藤原ここあ/スクウェア・エニックス)」全11巻を読む。
いわゆる「いぬぼく」と呼ばれる作品で、アニメ化もされましたが。
人間と交わった妖怪の中で、先祖返りして妖怪としての特質を持つ者が生まれることがある。その者は容姿や時によっては記憶をも引き継ぎ、また、その家は繁栄するという。ということで、先祖返りを守るための強固なマンションと、そのためのセキュリティサービス(SS)が住む館を舞台にした……いわゆる下宿ものに近いですが。根底はかなりシリアスなSFになっています。
ついつい悪態をついてしまう高校生の白鬼院凜々蝶と、そのSSになった下僕のような御狐神とのラブコメが中心ですが。話は3章に別れていて、現代、23年後、そして現代となっています。設定の「生まれ変わり」のようなところがミソになっていて、第1章から続く謎は第3章で解決するような話になっています。いわゆる繰り返しものと言えるかどうかは微妙ですが。コメディ描写が結構ある割に、ストーリーはドシリアスなので注意が必要です。
まー、私的には髏々宮カルタさんがかわいいので、オールオッケー。現代編の女子高生も良いですが、23年後のお姉さんもまた良いです(笑)。正体が「がしゃどくろ」というのも個人的にポイントですが。鬼太郎ではかなりの凶悪妖怪なのに、妖怪ウォッチでは最初の方の敵のために、子供に弱いと馬鹿にされて泣きそうです(笑)。
繰り返しものっぽい流れに忌避感がなければ、面白い作品かと思います。第2章がちょっと暗い感じになっていますが。その第2章でカルタたんが蜻様を救うシーンが一番の盛り上がるところと思っていますから、オールオッケー(笑)。

さて、【ネタバレ】的に、少しばかり気になった点について解説すると。
第2章で「親殺しのパラドックス」をイメージしている点ですね。有名なのはターミネイターで、未来を変えるために過去に子供の親を殺しに来る、という奴ですね。逆パターンがドラゴンボールですし、ゲッターロボの百鬼帝国編がそういう後付設定になっています。
さて、ここで親を殺したら子供が消えるのか、ということですが。個人的にはNOだと思っています。過去を変更した場合、変更した世界の未来は確かに変わると思いますが。おそらく、誰かが過去を変えようと何かを変えたとたんに、その世界はパラレルワールドとして分岐し、前の世界とは別の世界になってしまうと思われるからです。「親殺しのパラドックス」というのは、世界が1つしかないという前提の元に作られた説ですが。現在は、世界は分岐し続け、無限のパラレルワールドが存在するという解釈が一般的であり。過去を変えれば、その世界の未来は変わるけれど。それを変えようとした未来は「変わらなかった過去を持つ別世界」として存在し続け、結局変わらないという。
最近の流行で言えば、世界線の異なる世界になる、という奴です。未来から過去にやってきたトランクスは、未来が変わったことにより帰る世界を失ったという人がいますが。おそらく、トランクスの来た未来世界(世界線)にきちんと戻ることが出来れば……どっちにしろ、希望のない世界になっちゃいますが……。
つまり、この作品の場合、第2章の23年後の世界は23年後の世界として継続し。第3章の現代編の未来は、第2章とは異なる未来を持つ世界になると。23年後の世界では、自分たちが消えることを心配する流れがありますが、おそらく、その世界は変わることなく続くと私は思っています。だからこそ、起きてしまったことに挫けずに彼等は生きて貰わなければいけないし、カルタが蜻様を救ったことにも意味が出てくるかと……。おそらく、作者の人も、そういった考えで流れを作っていたと思いますが、もう、確認することは……。

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