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2016年5月28日 (土)

セミステンレスという謎の用語

偉い人の送別会で、久しぶりにコップ1杯だけビールを飲んだが、これが今のアルコール限界だな、と思った。

ネットを見ていたらナイフの材質で「セミステンレス」なるものがあったので、wikipediaで見てみたら。「クロム含有量13%未満のステンレス鋼」という説明。……本来、クロム13%以上をステンレスと定義するわけだから、13%以下のステンレス鋼というのは世の中に存在しない。Wikipedia特有の「素人が適当に書いた説明」である。そもそもステンレス鋼でないのだから、この定義だとクロム0%でも当てはまる。何を言っているのかさっぱりわからない。錆びないのがステンレスというのなら、大概のステンレスでも特定の条件下で簡単に錆びるし(そのあたりのことを昔の人が試験した基準としてクロム13%以上なら錆びにくいから「ステンレス」として定義しようということだろう。ちなみにステンレスには凄い種類があって、鋼種によって性質も全然違うため、大分類としてクロム量のみで他ののものと分けて定義している)。
例えば、クロムが約11%あってチタンで耐食性を上げているSUH409でもカテゴリーは耐熱鋼であり、ステンレスには分類されない。
「ステンレス」の不錆鋼としての性質を持たないのに「セミ」ステンレスとはこれいかに。このレベルだと疑似科学ですらなく、言葉遊びである。
これだけだと単なるdisり系の文章になってしまうのでもう少し調べてみたところ。SKD11とかSKD12とかの工具鋼のことらしい。あと、ハイス鋼をセミステンレスとしているところもあった。正確な定義はないようで、ページによって書いてあることもまちまちなので何とも言えませんし。SKD11ならクロム含有量も高いためステンレスに近いものですが、SKD12だとクロム以外の合金で性能を出しているため、ステンレスの定義にかすりませんし、比較すると単なる低合金鋼のような気がします(確かに一般のクロモリなんかの低合金鋼と比べると合金比率は高いですが、一番低級なステンレスとの中間です)。ここで書いた材料だけでも、錆びるか錆びないかというと大きな違いがあるはずなので、セミステンレスと書いてあっても実際の成分を見ないとどんなものなのかさっぱりわかりません。
このあたり、どうも業界特有の慣習が絡んでいるようですが、うちの業界では聞いたことのない用語ですし、少なくとも技術の現場ではJISなどの規格による定義があるので、素人を惑わすような言葉は使わない方が良心的だと思うのですがねぇ。

書こうと思っていたネタとまったく違う内容になってしまった。というか、正確な引用文献も資料も見ずに書いている時点で戯言(笑)。

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