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2016年5月 7日 (土)

「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ5 奇巌城<下>(森田崇/小学館クリエイティブ)」

「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ5 奇巌城<下>(森田崇/小学館クリエイティブ)」が発売中です。
おそらく、これまでのルパン漫画の中で最も原作に忠実なこの作品。いよいよ日本でも最も有名な作品と言える奇巌城の完結です。
基本的に奇巌城という作品はボートルレが主役なので、彼が謎解きしているのが物語の大半なのですが。エギーイユ・クルーズに辿り着いてからはルパンの独断場ですな。まー、実際には知っている人は知っているとおり、ルパンの出番は「実は結構多い」のですが、まぁ、あんまりネタバレは避けまして。
漫画としての見所は、やはり、エギーイユ・クルーズまわりの風景描写とクライマックスのレイモンドの描写でしょうか。前者は、フランスの風景を簡単に調べられるようになってきたため、昔の作品の挿絵のように「尖った円錐形」ではなくなり、ちょっとイメージと違いますが、逆に、写真などで解説されていた実在の風景をよく表していて臨場感があります。後者は、心情をキッチリ描く日本の漫画システムの恩恵か、原作よりも感覚的に濃くなっており、それ故に、クライマックスへの流れが盛り上がり、この作品の完成度を高めていると思います。
ファンなら買いなのはもちろんですが。このあと、「第1部完結編」とも言える「813」へと、ちゃんと続くようなので、その点でも楽しみです。ちなみに、あまりにヒーロー的に変更されたポプラ社版はともかく、原作の「813」「ルパン3つの罪(<下巻のタイトル)」は極悪な内容なので、どんな描写になることか色々な意味で楽しみです。

ところで、翻訳作品を読むとき、訳者によって単語が違っていると、読んでいて違和感を持つことも多くて結構困ります。有名なところでは創元の「リュパン」表記がありますが。
ルパンシリーズで私が最初に読んだのは「世界の名作図書館33 奇岩城(川崎竹一・訳/講談社)」で、まー、奇岩城か奇巌城かは昔から在りますが。エギーイユ・クルーズはエーギュイユ・クルーズと覚えていますし(これ、正しく覚えているか不明ですが)。ホームズはエルロック・ショルメス(フランス語読み)でした。この作品ではハーロック・ショームズ(英語読み)になっていますね。この辺り、他の人と話をしたら混乱の元になるのか、マニアなら織り込み済みなので会話がそのまま通ってしまうのか。その辺含めて、この翻訳の差というのは興味深いものです。

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