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2017年4月23日 (日)

「猫瞽女―ネコゴゼ―(宇河弘樹/少年画報社)」4巻完結

「猫瞽女―ネコゴゼ―(宇河弘樹/少年画報社)」4巻完結です。
3巻の夜梅の過去が壮絶すぎてかなり引いていましたが。今回は完全にアクション巨編になっています。で、この手の「革命」テーマものとしては、んなりの大団円になっています。
ということで、敵は世界を赤化革命で染めようとする輩。対するは、ロシア皇帝を戴くローカル秘密結社。……日本は第二次世界大戦後にソ連に占領されている設定なのに、なぜかロシアの代理戦争になっています(笑)。主役の一方である鶯は秘密結社側ですが、もう一方の夜梅は単純に革命反対派。そして、日本政府のバックにはアメリカ。作品の背景の複雑さに反して話は凄い速さで進んでいくので、逆に、そのあたりを意識しなくても良いのが良かったのかもしれません。
もう、赤化革命自体のパロディ感が酷いですが、実際には、現在の日本の情勢が「逆に」コレに近くなっていて、笑えないなぁと思います。手段が目的に成り代わっている赤化革命自体が今の日本で受け入れられないものとして漫画のネタになっているのに。それが現実に近いとか(笑)。60年代には日本のインテリ学生層が、この作品のようなアジ演説で簡単に洗脳されていたわけですが。既に「暴力革命」自体の非を認めてしまい、資本主義の究極の幻影であるバブル期に学生時代を送った我々の世代にとっては、そういった考え方自体がフィクションであり、受け付けないものなんですよねぇ。正直、よくわからん。コレ、本当にアンポの時代の人間だけで、その上もしたもそういう感じの人に会ったことがないんですよね。まー、うちの学校にも昔はゲバ棒とか持って立っている人がいましたが。東大とか最高学府の人間が率先して染まっていた(今でも京大とかソレっぽいですが)ものですが、今は大分反対方向になっていますな。
ということで、徹底的にパロディ化しているものの「赤化革命」自体が「暴力」を内包していることとか、ネタ自体は非常にリアルなものなので「笑えねぇなぁ」というところもあります。秘密結社側も共感できるところはなく、実際、この後はそちら側の総本山とやり合う予定があったように見受けられますが。
そんなこととは関わりなく、鶯がかわいいので、ハッピーエンドで終わったことは大変評価できると思います<ここ、最も重要。

しかし、こういうものを読むと、自分たちは骨の髄まで資本主義の犬だと思わされますなぁ。思想云々というより、生き方を変えられないというものが、人にはあるのかもしれません。

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