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2017年5月13日 (土)

「神様ドォルズ(やまむらはじめ/小学館)」全12巻を読む

「神様ドォルズ(やまむらはじめ/小学館)」全12巻を読む。
アニメ化もされた作品で、今更という感じですが、8巻で止まっていたので部屋を片付けるついでに仕入れてきました(笑)。
山奥の閉鎖環境の村で、案山子と呼ばれる「人の意志で動くからくり」を使う一族がいた。で、色々あって主人公は妹に役目を譲って都会に逃げ出すんだけど、村の座敷牢から脱走者が出て……。
というような話でしたが。まあ、やまむら先生の話らしく、今回はコメディ寄りの描写になっているにも関わらず、話の根底には村の閉鎖的なくらい環境や、差別、特権階級のおごり、恨み、辛み、復讐、そんなものがぎっちりと詰まっております。この前の作品である「カムナガラ」が救いのないラストを迎えていただけに、私も途中でくたばっていたのですが。そうはいっても、やまむら先生の作品は好きで、「識天降りる街」以来、単行本が出た作品は全て読んでいたはずですので。この作品についても「時が来たら読もう」と思っていたわけです。時は来たレリ。
で、完結してしばらくたちましたので、手を出したのですが。やはり、村の人間の世代が古くなる=しがらみに絡め取られている人間ほどクズいので。村が舞台となる終盤は、クズみたいな奴が多数出てきてなかなか不愉快です。良くある「村一番の長老が良心的」とかいうようなこともなく、出てくる爺は二人とも最低のクズです。良くある話では、物語の終わりと共に、そんな在庫勢力が一新されたりするのですが。そういった描写もありません(一方は死にましたが)。
結局、悲しい運命で復讐に走った若者も、得るもののない終わり方をしてしまいました。そのあたりの流れは、どうにもやるせないです。
ただ、唯一の救いは、残っている若手はそれなりに「話が出来る」レベルというか、無理のない範囲で改革しようとしているので、なんとかなりそうではありますが(爺達は理想に走りすぎて自滅している……)。
とまぁ、難しいことを書きましたが。基本的に、これまでのやまむら作品と比べると、段違いにハッピーエンド度は高いです。主要なキャラクターは、ほぼ生き残っていますし。未来に希望はあります。主人公の妹の詩緒ちゃんがかわいいのは最初から最後まで通していますし。よろしいかと。
個人的には、日向まひるさんが作中では3番目くらいにに危険人物ですが、そういった点も含めてかわいいと思うので、最後までブレずに活躍してくれたのには満足です。

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