ホームページ

  • 虚弱庵
無料ブログはココログ

twitter

  • twitter

« カフェインレス生活1週間で思う | トップページ | 「裸者と裸者 孤児部隊の世界永久戦争(七竈アンノ/少年画報社)」「裸者と裸者 邪悪な許しがたい異端の(七竈アンノ/少年画報社)」を読む。 »

2017年6月 8日 (木)

「コロナとブルーバードの時代(桂木洋二/グランプリ出版)」を読む

「コロナとブルーバードの時代(桂木洋二/グランプリ出版)」を読む。
グランプリ出版の本ではプリンス自動車/スカイライン関係の本をよく読んでいて「プリンス自動車の光芒」「スカイライン伝説の誕生」「スカイラインGT-Rレース仕様車の技術開発」「初代スカイラインGTR戦闘力向上の軌跡」「走りの追及・R32スカイラインGT-Rの開発」など、色々な切り口での情報が読めましたし。他にも、スバルの初期開発を描いた「てんとうむしが走った日 スバル360開発物語」なんかも読みました。これらは、小さい会社が個性的な車を開発する(スカイラインは後に日産になりますが)話としての面白さや、大戦中の航空機由来の技術者(立川飛行機と中島飛行機)と受け継がれる一連の技術、などという日本人好みのサクセスストーリーがありました。
また、講談社の「マン・マシンの昭和伝説」でもサブタイトルの「航空機から自動車へ」が示すように技術者ありきの内容でアリ、トヨタとしてはパブリカからカローラの開発を担当した、やはり中島飛行機出身の長谷川氏の話になるのでした。
これに対し、この本の内容は、良くも悪くも、トヨタが初の量産国産乗用車として発売したクラウンよりも低排気量の個人向けとして発売したコロナと、日産が戦前から作っていたダットサンの流れをくむ乗用車であるブルーバードという「初期開発にあんまりストーリーがない、大手自動車会社の量産型大衆車」を軸として。それらが高度成長期の中で、両社の主力として育ち、新たな技術をまとい、肥大化し、そして下位機種であるカローラとサニーにその座を明け渡すまでの流れが描かれています。それは、技術者の個性というよりも「会社VS会社」の中で作られた量産車の戦いという。技術ベースで書かれていても、別の側面が常に透けて見えるような、面白い本になっています。
ちなみに、この本自体は、「日本における自動車の世紀」という本の抜粋+加筆で出来ているようで。周辺車種の動向を見る、という意味では、元の本も読んでみる必要があるのかな、とも思いました。
個人的には、カローラVSサニーの方が会社のカラーが出ているような気がしますが、そもそもパブリカの優秀さやサニートラックのとんでもない長寿命など、技術的なオモシロネタが読みたいだけかも。

ちなみに、ブルーバードの610後期型(もしかすると810かもしれぬ)の発売時、地元のお祭りになぜか日産のディーラーが来ていて、ブルーバードの絵本をくれた記憶があります。そんなこと、後にも先にもその時しかなかったのですが。その絵本の内容が、メーテルリンクの青い鳥なんですが。最後に青い鳥を見つけるシーンで、なぜか新型ブルーバードを見つけるというトンデモ本で。今考えると、権利者にちゃんと許可とってない違法改造書物ではないかと(笑)。

« カフェインレス生活1週間で思う | トップページ | 「裸者と裸者 孤児部隊の世界永久戦争(七竈アンノ/少年画報社)」「裸者と裸者 邪悪な許しがたい異端の(七竈アンノ/少年画報社)」を読む。 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/586276/65387295

この記事へのトラックバック一覧です: 「コロナとブルーバードの時代(桂木洋二/グランプリ出版)」を読む:

« カフェインレス生活1週間で思う | トップページ | 「裸者と裸者 孤児部隊の世界永久戦争(七竈アンノ/少年画報社)」「裸者と裸者 邪悪な許しがたい異端の(七竈アンノ/少年画報社)」を読む。 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30