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2018年8月 4日 (土)

万年筆(ABS樹脂)の黄変を脱色させる実験

ということで、先週1週間実験していた結果が出たので掲載しときます。
ネタはABSの黄変の復活。白いABS樹脂が暗所にしまっておいても黄変してしまうのは、バンダイのハイコンプリートモデルを持っている人なら必ず白いパーツが黄色くなって絶望した経験があると思います(笑)。

20180803_before

最近、出来心で入手した古い万年筆(セーラーのキャンディ<何本目だよ)があまりにも茶色というか、この中では一番人気の水玉が酷い有様で。なんとかしようとネットで調べてみると、この辺りの化学変化をキッチリ説明しているページがありました。
「なうなう」さん
引用させていただくと、『素材に含まれている酸化防止剤が周辺環境の影響を受けることで変質し黄変をきたす「フェノール系黄変(BHT黄変)」によるもの』ということで。
・黄変部を塩酸蒸気に暴露する(酸性雰囲気)→黄変部が消色する
・上記消色部をアンモニア蒸気に暴露する(アルカリ性雰囲気)→黄変部が復色する
・光照射→黄変部が消色する
という特性を用いて消色を施すそうです。詳しくはリンク先のページを見ていただければ、化学式付きで解説されています。

ということで、早速実験です。
なうなうさんと同じく、過酸化水素水と漂白活性剤が入っているということで「花王のワイドハイターEXパワー」を買ってきて、ビーカーに入れ、ペン軸とキャップをつけ込みました。蓋はサランラップで。朝、出社時に日の当たるところに出しておき、帰ってきたら家の中にしまうということを繰り返しました。
3日ほどで液が白濁(あまりの高温によるものか、水が混入した為かは不明)したため、液の入れ替え。この時、水玉以外はそれなりに綺麗になったので取りだし、代わりにキャンディスリムを投入。更に3日、日光浴を繰り返します。

結果が下の写真。

20180803_after

完全に元に戻っているわけではありませんが、まぁ、「ちょっと黄ばんでいるねー」くらいの見られるレベルになっていると思います。元が、ほぼ茶色でしたからねー。
実際、1日目の脱色具合が一番大きく、その後は変化が少なくなっていく感じで、3日と6日の差は見た目の記憶ではそんなに大きくない感じです(この辺はカラーチャート入れて毎日写真を撮らないと比較できネー)。
あと、試薬の過酸化水素水(劇物、手に付くと脱脂されて、しばらくすると凄く痛い)」とか強力なものを使った場合との比較とか、まだやってみたいことはありますが。それは、次の検体が手に入った時にでも……。

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