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書籍・雑誌

2018年1月 4日 (木)

「Re:ゼロから始める異世界生活 短編集3(長月達平/KADOKAWA)」を読む

昨日の飲み会では、なぜか財布に優しい対応をして貰いましたので。浮いた分は還元すべく、今日は色々資料を買い込んできました。その成果は、いずれココにて。

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「Re:ゼロから始める異世界生活 短編集3(長月達平/KADOKAWA)」を読む。
半分は、こないだ読んだ漫画版第二章5巻に収録されている話なので「こっちを先に読んどきゃ良かった」と思いましたが、まぁ、それはそれで。挿絵も今回初めて楓月誠氏が描いているので、余計に同一視的な感じ?
というわけで今巻は。究極の料理人が来る話。ペトラの話。レムの一日。アナスタシアの話。ブリシアの話。となっています。基本的にaliveに掲載されたモノだそうです。
このうち料理人とペトラとレムの話は漫画にもなっています。ディティールがより細かくなっていますので、読み応えはありますが。やはり、レムさんはストーカー一歩手前というより、ストーカーですな。漫画を読んでからだと、表情がアリアリと思い浮かべられるので、そのあたりは良かったかと。
あと、プリシラさんがマジ強いですな。どんな人生送ってきたのか分からないけれど、あそこまで強気に生きられるというのは普通でないというか。それを裏付けるだけの運動能力的なものも発揮するし、ホント、パネェですな。
ということですが、作者の人、兼業作家にしては相当なスピードで進めておりますな。出来れば短編の方は止めてさっさとレムさんを起こして欲しいところですが……次の5章は完璧のその望みがないんだよなぁ。

2018年1月 2日 (火)

「Re:ゼロから始める異世界生活(長月達平/KADOKAWA)」15巻を読む

やりたい放題やっていると、年明けの仕事が憂鬱に(笑)。

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「Re:ゼロから始める異世界生活(長月達平/KADOKAWA)」15巻を読む。
新年一発目に読んだ小説はリゼロの新刊です。ようやく落ち着いたので、ゆっくり読めます。
ということですが、今回は第4章ラストです。本編の2/3くらいは激しい死闘ですわ。はらわたのお姉さんも正直、まともじゃないし。魔獣使いも量、質共に洒落にならないものを連れてきてますし。ロズワールも、まだ折れたわけではないですし。ウサギは関係なくやってくるし。
前巻ラストでは、割と行けそうな感じでしたが。割と洒落にならないことになっています。
が、今巻のメインはそんなところではなく。ベア子をどうやって攻略するか、デス。まったくもって、たらしな主人公ですが。本命のエミリアが、わりと天然なのをいいことに、ハーレム作ろうとしているのか?という勢いで口説いております(笑)。レムがいたらどうなっていたことか(割とどうもならないのかもしれませんが、面白いことになっていたかと)。
ということで、ベア子かわいいよ、ベア子。という巻です。
レムを嫁に選んでいなければ素直にベア子かわいいよベア子と言えるのに。実に悩ましいというか、この後、5章もこんな感じなんだろうナー。ベア子カワイイから。

ちなみに、ラムちーも活躍していますが、やっぱり「あの」レムの姉だけあって、激しすぎますね。なんというか、鬼恐いです。

2017年12月18日 (月)

「初心者が『良い写真』を撮るためには(蛙山芳隆/世間の片隅)」を読む

とりあえず、ストーブ出した。が、それ以上に眠い。

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「初心者が『良い写真』を撮るためには(蛙山芳隆/世間の片隅)」を読む。
薄い本らしい薄い本です(笑)。
ということで、How TO本のようですが、本屋で売っている写真の本とはかなりイメージが異なります。カメラの操作方法とかについて書かれているわけではありません。「こうするといいんじゃない」といったアドバイス的な感じというか。ちょっとた見栄えのするテクニックとか。どっちかというと、心構えみたいなものかもしれません。
同じ作者様の「29歳からはじめる趣味。総集編」が面白かった&絵が好み、ということで。こちらの本にも趣味の一つとしてフィルムカメラが掲載されていて、写真趣味のいいとこを突いているナー、と思っていたので。今回の本も通販で見つけて期待していましたが。期待通りにツボを突かれました。
大雑把に紹介すると、カメラについて、構図について、コツについて、ということで。個人的にはカメラ選びの所でちょっとばかり身につまされてます>でかいカメラを持ち歩くのが面倒になる。
この本を読んで「いいなー」と思うのは、写真を撮ることを如何に楽しくするのか、如何に写真を撮ることを楽しむのか、という部分に特化されていることでしょうか。
カメラを持っているけど、何を撮ったらいいのかわからない、という人にお勧めの本です。
まー、個人的には女の子のイラストが好みなので見たいるだけでも楽しい、というのもありますがな(笑)。

2017年12月11日 (月)

「COMTINUE SPECIAL(太田出版)」を読む

仕事をしていたら所長が来て「明日出張に行って貰うことになったから、よろしく」とか言われた。今日は仕事がミッチリで、準備している暇無かったんですけど。ぶっつけ本番である(クレーム処理でないだけマシだが)。

「COMTINUE SPECIAL(太田出版)」を読む。
ガルパン特集号である。ノンブルで55頁までである。その中で、正直、ストーリー紹介とか、解説が面白いもののウリにはなりにくいと思う。
この本でしか読めないものというと。
一つは推理小説家・芦辺拓氏のインタビュー。パスティーシュをやったりする人、というくらいの認識で、正直、本を読んだことがないのですが(最近、活字を読まないので)。コノインタビュー、ガルパンの面白さに関する解説として非常に分かりやすくて面白い。こういう所が上手い、という部分が納得というか、素直に頷ける内容で。こういうものの見方をする人の小説は面白そうだ、と思ったり。
3日でガルパン制覇したということで一時期話題になった漫画家・幸宮チノさんのインタビューもありますし。
何より驚きなのは、いたこ漫画家として有名な田中圭一氏と我らが大使・杉山潔プロデューサーとの対談。大使がいつもの調子でしゃべっているので、田中さんが聞き役に回っている時も多いのですが。田中さんのいろんな作品を引き合いに出しながらの解説も面白いです。何より、大使のコアな解説を上手く引き出していて、他のインタビューでは語られたことのないディープな部分も出てきます。
あと、ツイッターにも上がっていた、某あだち先生風のみほとか(笑)。
シネマシティ・企画室長の遠山武志氏のインタビューもあります。
そんな感じで、ちょっと評論っぽいものを読みたい人にはよろしいかと。鈴木貴昭氏や吉田玲子さんのようにあちこちでインタビューを受けている人もいますが。その他の人選がよろしい感じで、「話題の人」とかの浅いインタビューや対談が入っていないのが何より良かったです(笑)。

2017年12月10日 (日)

「ビジュアルブック フレンチタンクス&アーマードビークルズ1914-1940(フランソワ・ヴォヴィリエ/大日本絵画)」を読む

予約していた「ビジュアルブック フレンチタンクス&アーマードビークルズ1914-1940(フランソワ・ヴォヴィリエ/大日本絵画)」が届いたので読む。
ドイツ戦車と言えば「ジャーマンタンクス(大日本絵画)」がありましたが。第二次世界大戦勃発と共に占領されたフランスの戦車なんて、基本第一次世界大戦から発展がないのでほとんど書籍なんて出ていませんでしたが。ここにきて、第二次世界大戦までの戦車、装甲車などを集めて本が出ました。
掲載されている数が多いため、一つ一つの解説は少なめ。基本、絵か写真が一枚。サイドビューのカラーイラスト多めなので、ディティールはわかりやすいですが、プラモデルの資料になる本というより、フランス戦車の流れを見る本、という感じです。
ちなみに、1940年までと言うことなので、当然、ARL-44は出ていません。まぁ、グランドパワー別冊のフランス戦車にも載っていないので、第二次世界大戦本には基本的に載っていなくて当然ですな。……なんでガルパンに出られたんだろう。全国大会よりもレギュレーションが緩いのかナー。
知らない車輌が結構多いため、1冊持っていると便利かと思いますが。そもそもフランス戦車の話を自分でも殆どしたことがないため、何の役に立つのか……いや、趣味の本だから、役に立つとかそういうのは関係ないんですけどね(<自分でも興味があったから、こんな高い本を「ノリと勢いで」買ってしまったわけだし)。

2017年12月 7日 (木)

「富野由悠季全仕事1964-1999(キネマ旬報社)」を読む。

最近、会社に行って「今日はやらなきゃいけないことがあんまり無いし、やる気が無いし、だりーなー」とか思っていると、なぜか夕方頃には「急がないと終わらねー」とか言いながら仕事してるし。なぜか、やろうと思っていたことが終わってないし(笑)。

「富野由悠季全仕事1964-1999(キネマ旬報社)」を読む。
我々、1980年代にアニメばっかり見て育った子供にとって「富野由悠季」という名はアニメを飛躍的に高度化させた神様のように手の届かないところにいる偉い人であると同時に、悪魔のようにろくでもない話(ラストで全員死んじゃったり、延々とフェチなエロ描写ばかりの小説だったり)ばかり作る極悪人である。愛憎入り混じる、という言葉があるけど、このひとほど「どう評価していいのかわからない」人もいないと思う。多くの人に愛情を込めて「禿げ」と呼ばれるこの大御所であるが、しばらく作品を見ていないと無性に見たくなるし(ちなみに今はダンバインを見たい)。偉そうなんだか腰が低いんだか良くわからない「トミノ節」が聞きたくなる。
そんなわけで、ちょいとネットで調べたら、この本が面白いというので買ってみた。ノンブルは434頁まで。その大半が富野監督のインタビューで構成されている。あとの1/4くらいが他のクリエイター(主に一緒に仕事していた人)のコメントやインタビュー。残りが作品の評論など。ちなみに「踊る大捜査線THE MOVIE」の監督とか読んできて対談を載せるのはキネ旬的だと思いましたが。個人的には流れに沿っていないので、こういう濃いムックではなく、本誌の方でやればいいのに、と思いましたが。
となみに、この本はターンAガンダムの放送開始の頃の本なので、その頃までの仕事の総まとめ的な物になっています。

ということですが、ともかく濃い。各作品のムックや雑誌での監督のインタビューは結構読んでいますが。それを越えて、新たに得られる情報も少なくないです。基本的に富野氏はリップサービス的な物があるので、インタビュアーが誘導すると乗っかっちゃう時があるような気がします。ゆえに、インタビュアーがザブングルを最初に否定したので、この本の中ではザブングルについてあまり触れられていません。ザブングルをやったスタッフや声優さんの間では、非常に受けがいいのに。
面白いと思ったのはイデオンについて、ロボットデザインが酷かったからああいう大きな話にした、というのがこれまでの語り口であり、今回もそうでしたが。その中でぽろっと「実写映画をやりたかったから、映画業界から注目されるように大きな話にした」というような意味のことが漏れ出てきたりするのですよ。これ、作品としては偉い悲劇ですし、それで映画界からお呼びが掛からなかったのが一番ショックだったようです>松竹との繋がりも出来たのに、なぜ、自分から打って出ない?>シャイなために、自分からは出来ないようだ。さすらいのコンテマンも呼んで貰えないと仕事が出来なかったみたいだし。
イデオンのデザインは最初、消防車とかのレスキュー車輌が合体するもの(勇者シリーズ的な企画)だったというので、富野氏が関わることになった時にどこまで今のイデオンに近いデザインだったのか分かりませんが。あれを第六文明人の遺跡にしたり。バック・フラン側のメカを「ガンプラに乗ってきた若者からの流れを取り込むためにああいったデザインにした」と言ってみたり(ガンプラのヒットはそのミリタリー的な魅力がスケールものをやっていた人たちに受けたのであって、異星人のビックリドッキリメカが受けるとは思えないのだが、本気で言っているのか?まして、アオシマがガンプラを意識して1/600シリーズを展開したのは映画の頃であり、テレビの頃は親子マシーンとか300円の箱スケールで売っていたのだが)。

Vガンダムのバイク戦艦のせいで病気になったとずっと言い続けていましたが、このインタビューではガンダムを潰すつもりで採用したと言っています。Vガンダムでガンダムを潰そうとしたのか、自分が潰れていたのか。本当のところは分かりません。

他にも、気になることは多いですし。評論もかなり深いところを突いていますし。安彦良和さんのインタビューは唯一、批判の方が多い感じになっていますが、「手塚治虫に対して苦言をいう宮崎駿」みたいで、非常に面白いですし。富野監督の言っていることと、第三者視点で見る富野監督の姿とのギャップも面白いです。

ただ、こういった富野監督の本を読んでいて不思議に思うのは。なぜか人間爆弾とホロコーストを結びつける論説が無いと言うことですか。あのエピソードは「難民キャンプでシャワールームに行くと、謎のガスが出てきて改造される」という、どう見ても当時の地域紛争における難民キャンプの描写とホロコーストのガス室(これもシャワールームに擬装されていた)をそのまま使った物なのに。その事実自体が商業誌に載せるにはやばすぎるのか、誰も突っ込みません。
他にも、ダンバインの昆虫的な容姿は早すぎたデザインであり、ヒーロー的ではないという解説とか読み飽きましたが。当時の子供からすると「子供に大人気のカブトムシモチーフとは、ガンダムよりも子供っぽいな」という真逆の評価でしたが。ちなみに、これを「仮面ライダー的」と評したサンライズの飯塚氏の言葉が一番的を射ていると思ったり。読んでいてもさっぱり分からないこととして、エルガイムのストーリーラインについて、富野氏は「永野氏に触らせなかった」と言っており、基本的に渡邊由自氏がシナリオライターとしてストーリーラインを引いているはずなのに、なぜ、永野氏の作品になってしまったのかとか。
ともかく、この本1冊に膨大な情報が詰め込まれていて。ここ2週間、ちょっとずつ読んでいましたが。思うところがグルグルしてしまって、こうして書いていても実に消化不良なところがあります。

ともあれ、富野由悠季という名前に魂を引かれる人なら、一読の価値はあるというか。これを読むのに掛かる時間と得られる情報の量、質を考えると、価格以上に価値はあるかと。
ただ、手放したトミノ小説を、また読みたくなったりするのは苦行だよなーと思う(笑)。

2017年12月 6日 (水)

「イタリアの豆戦車写真集(吉川和篤/イカロス出版)」を読む

紅茶が飲み頃になるのに待たなくて良い季節になってきました。こないだまではなかなか冷めなくて飲みにくかったのに。最近は、蒸らしている間にも冷めていくのが実感できます。短気なので、楽って言えば楽なんですけど。

「イタリアの豆戦車写真集(吉川和篤/イカロス出版)」を読む。
イタリアの偉い人として知られる吉川先生によるイタリア戦車の本です。
基本的に内容はタイトル通りに写真集で。現存する博物館の写真はトップのカラー写真にとどめ。当時ものの写真が掲載されています。吉川市の編集方針は「既存、既出の写真を避け、個人で入手した写真で構成する」というミリタリー系の本を持っている人なら「とんでもねー」と思う本になっています(基本、当時の戦場写真というのは軍の広報ものや戦場カメラマンが雑誌に発表した物とかが多くて、どの本でも同じ有名な写真が載っていたりする)。もっとも、氏が編集した同人誌版が改訂版も含めて出ているので、そちらで見たことあるというのは仕方ないのですが(笑)。
とはいえ、本のボリュームが大幅アップしていて、こんなマイナー車輌の写真をこんなに沢山見ることが出来るとは……と、正直、びっくりします。海外の1車種を特集したような本でも、こんなに当時の写真が豊富な本はないような気がします。
その分、写真集ということに特化されていますので、写真に対する解説や、マニュアルから引用された図面などはありますが。文章によるまとまった機体解説などはあまりありませんから、そういったものが読みたい人は吉川先生にお便りしましょう。

ちなみに、吉川先生といえばイタリアの偉い人ですが。日本戦車の偉い人でもあるので、日本戦車好きな人はイカロス出版の写真集は要チェックです。

ガルパンにおけるイギリス戦車の監修は丹羽さんが担当されていますが、丹羽さんと言えば「シャーマンの偉い人」として昔から有名な方なので、イギリス戦車の本は出そうもないけど。イギリス大好きな岡部いさくさんと組んでなんかやってくれたら面白いだろうにナー、とか思いますが。
モデルグラフィックス&アーマーモデリングのフィルさんの連載「ブラボー・ブリティッシュタンク」をベタ編集でいいので(そのかわり連載全部)、まとめたものを出版してくれたら嬉しいんですけどねー。

2017年12月 4日 (月)

「写真集 BT-42突撃砲【完全版】(斎木伸生/イカロス出版)」入手しました

「写真集 BT-42突撃砲【完全版】(斎木伸生/イカロス出版)」入手しました。
斎木先生と言えば大量の戦車解説書を出版されていたり、その手の雑誌に連載を持っていたりすることで一部の人には超有名な方ですが。最近はガルパンのおかげで本職の「フィンランドの偉い人」として有名になっております。最近はイベントなどにも積極的に参加されているようで、私も大洗の江口又新堂さんでカンテレを持っているのをお見かけしたことがあります(笑)。
ということで「BT-42」です。フィンランド軍の使っていた戦車というと三突が有名ですが。やはり、フィンランドオリジナルということで、ガルパンではこちらが……と言いたいところですが。実際にはソ連から捕獲したBT-7をベースに18台が改造された車輌ということで。氏の「世界の無名戦車」という書籍に載るくらいにはマイナーなものだったのですが。いつのまにやらタミヤから模型化され。ガルパンで大活躍して。同人誌も売れて。ついにはこんなに立派な写真集になりました。
なんせ、現存する車輌が1台のみということで、その1台を微に入り細に入り見ることが出来る。特に、現在は老朽化のために撤去されたパーツ(特に内部)が多いらしく、1990年に撮影された写真は貴重な資料となっているようです。その写真を撮る時に、中に蜂の巣があったために大変だったというエピソードが載っていたのは何のインタビューだったか。
私なんかは、細部写真が多いために、屋外保存のために分厚く塗装された下に見える当時の溶接ビードのウィービングの綺麗さに驚いたりしていますが。そういったところも含めて、見る人によって色々な発見があると思います。
他にも機体解説の他に大戦当時の写真やエピソードなども掲載されていて、おそらくこれ以上のBT-42本がでるのはなかなか出ないのではないかと思います。
特に、スケールモデルとしてBT-42を作ろうとしている人には凄い良書かと思いますし。ガルパンファンなら継続高校の帯が付いているうちに買いましょう(笑)。

ちなみに、日本で出版される分には、フィンランド軍のスワチカもそのまま掲載できるので、良いことかと。しかし、航空機と違って、スワチカの色が青ではなく白い影付きの黒なんですねー。ラウンデル(でいいのか?同心円のマーク)は白地に青ですが。

2017年12月 3日 (日)

「不肖・秋山優花里の戦車映画講座(廣済堂)」を読む

「不肖・秋山優花里の戦車映画講座(廣済堂)」を読む。
戦車映画というより「戦車の出てくる映画」という括りで作品を集めた本。巻頭に最終章第1話の情報が入っている辺り、出版社側はわりと季節ものとして考えているような気がします。
ということですが。この本をどう捉えるかというのは非常に難しい。
まず、有名な戦車の出てくる戦争映画は押さえています。私のような「にわか」がぱっと思いつく有名どころは大丈夫です。当然、戦争映画でも、ヘリで有名だった「地獄の黙示録」のような映画は掲載されていません。
怪獣映画が結構出ています。桂利奈ちゃんも行っていましたが、怪獣映画の名脇役だからです。
一般映画でも戦車が出てくればOKなので、戦国自衛隊、野生の証明、ぼくらの七日間戦争などの角川映画も掲載されています。
しかし、個人的な見方として。「砂漠の鬼将軍」が掲載されているのに「砂漠の鼠」が掲載されていないのが腑に落ちんのです。作品としてDVDの解説には砂漠の鬼将軍の姉妹編と書かれているのに、同作品の項にも触れられていない。正直、怪獣映画や一般映画を載せるなら、この辺りの普通にアマゾンとかで検索して出てくる作品くらい載せるべきかと思うのだが……。(<英国第8軍&モンティファンによる超個人的な意見です)。
それはともかく。「戦車」に特化して解説されているため、出てくるのが本物の戦車か擬装戦車か等の情報が豊富で、一度見終わった作品をこの本片手に見ることによって新たな発見があるのではないかというオーディオコメンタリーのような面白さがあるのではないかと思う。……ガルパンのオーディオコメンタリーメンバー(日本有数のミリタリー専門家)による解説付きで過去の名作をシリーズ発売したら売れるのではないだろうか。特に著作権が切れた過去の白黒作品をコレで出したら面白いと思うんだけど。

ということで、どういった内容を求めているのかによってこの本の価値は相当変わってくるかと思いますが。ストレートに「各頁で秋山殿がコメントしているので買わねば、そして映画も見よう」という人なら買って損するということはないと思いますわ。

2017年11月 9日 (木)

「実践 大工道具 仕立ての技法(手柴正範/誠文堂新光社)」を読む

作業工具→DIY→木工→大工道具という感じで。
「実践 大工道具 仕立ての技法(手柴正範/誠文堂新光社)」を読む。
これまでは大分古い本を見繕って面白いものを拾うという感じでしたが。この本は2016年初版(しかもニッチな分野の専門書と思われるのに、手元の物は3刷り。売れてるわ)の最新のものです。
これまでの本が「道具の選び方」的な入門書だったのに対し。この本は「道具の調整方法」という意味では最初に読むべきもので、写真や図を多用した丁寧な解説書なのですが……素人が手を出しても、すぐに使えるテクニックというものではなく、この本を読みながら精進していくための物のように感じます。
大半がカンナの調整方法なのですが。刃の研ぎ方は砥石の処理から始まり、カンナ台の調整は「ここまでやらないとカンナって使えないのか?」と素人が見たら恐れをなすレベルです(>恐れを成した素人)。
あと、やはりノミの冠の調整とか、玄能の柄の取り付け方とか、基本的な木工道具を使う上で必須と思われるけど、一般の人がやらないテクニックが「とても丁寧に」記されています。
非常に良い本だと思いますが、値段を含めて「覚悟がいる」本かと思います。私も、木工はそれほどやるわけではないので、本当は、ここまでの内容の本は必要ないのですが。ひとつの「目標」として、こういった世界があることを頭に入れておくのは損はないかと思います。いつか、必要になるのかナー(笑)
ちなみに作者の人は祖父の代から続く建具屋さんで、かつ、道具販売を手がける方です。
やはり、その道のプロが書いた本というのものは大変面白いです。

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